2015年11月19日
千葉西 本泉寺半鐘返還遷座法要
【千葉西】市原市・本泉寺(山本典征代務住職)では、十一月十九日(木)、「本泉寺半鐘返還遷座法要」が、本泉寺三十五名、浄土宗・大吉寺(東京都世田谷区・成田昌憲住職)より住職始め二十八名、計六十三名が参集し、宗務所土井了真所長(長生村・法輪寺御山主)立ち会いの下、執り行われた。
午後一時、本泉寺に半鐘が到着。山本住職や土井所長、本泉寺檀徒が出迎える中、大吉寺副住職と檀徒の手で、丁重に堂内に遷座した。
半鐘遷座後すぐに法要が執り行われ、山本住職よりここに至るまでの経緯並びに半鐘遷座が無事成されたことが仏祖三宝に奉告された。
最後に山本住職より「数名の年配の檀徒の方から、『私たちが若い頃には半鐘があったことを記憶している。おそらくは大戦時に供出したのだろう』と伺うことが出来た。残念ながら本泉寺・大吉寺共に経緯確証に至る記録は無いが、戦後七〇年の節目の本年に、当山の半鐘が双方の檀徒に見守られる中綺麗な姿でお還り下さったこと、そしてかつて当山にこの半鐘の響きがあったことを覚えている方たちと共に今日を迎えられたことが何より嬉しい。」と、喜びと御礼の言葉が参集した皆に伝えられた。
檀徒からも「このような慶事に立ち会うことができて嬉しい」と喜びの声が上がった。