2015年11月10日号
中央檀信徒研修道場身延山で
平成27年度第2回日蓮宗中央檀信徒研修道場(田端義宏主任)が10月21日から23日まで、山梨県身延町の身延山信徒研修道場で開催された。この道場は宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」推進のため、檀信徒の信行推進者を養成することを目的に年2回開設され、今回は29人の道場生が研鑽を積んだ。
道場生は3日間にわたり田端主任と山本光明講師の講義を受けた。講義では日蓮聖人の教えや日蓮宗徒の信条を学んだ後、宗門運動の意義や社会の中でそれをどう実践していくかについて学んだ。各講義の合間には、書写行、唱題行、法座、祖廟参拝、団体参拝(身延町鏡圓坊と上澤寺)、総本山朝勤が組み込まれ、充実した3日間となった。
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この道場は、管区や教区が主催する研修道場の修了者で宗務所長が認可した人しか参加できない。参加者29人のうち初参加は7人で、22人が2回以上の経験者。リピーターが多いのには理由がある。それは同信の仲間と励まし合いながら過ごすこの空間こそが、居心地のいい安穏な世界であるからだ。この安穏な空間を地域に、国に、世界に広げていこうというのが、「立正安国・お題目結縁運動」であり、その推進者を育てる場がこの道場でもある。