2015年1月27日
豊能立正身延会研修会と総会
【大阪豊能】
身延山檀信徒研修道場修了者で組織されている豊能立正身延会(元古利昭会長)では、一月二十七日能勢町善福寺(森皓賢住職)において研修会並びに総会を開催し、管内教師十三名出仕のもとに会員二十八名が参加した。
午前十時開式、法味言上のあと森慶典宗務所長が挨拶。続いて森皓賢師による、東日本大震災のボランティア活動に基づいた法話を聴聞した。師は、「高さ10メートルの防潮堤で慰霊行脚し、そこから見た被災地の寂寞とした光景を、私は一生忘れないだろう。」と述べ、「迷える衆生を引導することが我々の務めであるが、それは自分が死んだ時も同じ。例えば大規模災害に遭い、不幸にも自分や自分の周りの多くの命が奪われてしまったとするなら、その人達を迷わずに連れて行けるのは、法華経を学んだ日蓮大聖人の弟子・檀越である私達である。数々のご修行を積んでこられた善男子善女人である皆さんが、災害時に生き残れば人のために尽くされるだろう。そして、不幸にして死んでしまったとしても、人のために尽くせるのがここにお集まりの皆さんである。」「身延会の会員の皆さんは、信仰心を以て日々生活されている。亡くなった後も影響を発揮し続ける人、皆の心に生き続ける人であろうと思う。生きとし生けるものには仏種が存在すると、お釈迦様が仰っておられる通り、皆さんの真摯なお姿が、周囲の人達の仏の種を芽吹かせると確信している。」と説かれた。
その後は、豊能日青会(高橋大光会長)による唱題行を行い、続いて総会、親睦会へと移り、更なる寺檀の和融を願って本年度の身延会総会を閉会した。