オピニオン

2014年12月20日号

雪裡の想い

苦手な冬が来る。年齢を増すごとに、寒風が身を刺す。特に吹雪時の運転は不安が付きまとう。帰宅時には、南無妙法蓮華経と感謝のお題目を唱える。常に、ご守護を戴いていることを感じる冬でもある。雪は一晩たてば氷の固まり。軒下には、槍のような丸太程のの氷柱が、下を通る者を狙っているかのようだ。昨年は除雪用のスコップが犠牲になった。春まで冬眠させてあげようと、勝手な言い分で負けてしまった。冬には弱い自分。
歩けば滑って転ぶし、スパイク付きの靴が頼りになる。昔はなかった、こんな物。そう思った時、日蓮聖人の佐渡流罪が偲ばれた。「雪降り積りて消ゆる事なし―夜をあかし日をくらす」。
日蓮聖人は「坐立行、一心に法華の文字を念ぜよ」と述べられた。それを想えば、まだまだ、修行の身です。寒いがゆえに、暖が恋しく、春が待ちどおしいのです。「後生には大楽をうくべければ大に悦ばし」と精進しましょう。

(秋田県布教師会長・木名瀬了昭)

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2014年12月19日号

千葉東・僧侶檀信徒約100人で唱題行脚

千東141219(HP)167【千葉東】宗務所(冨永観瑞所長)は歳末助け合いの唱題行脚を開催し、匝瑳市顕妙寺(元村義則住職)→円充寺(市川妙英住職)→金蓮寺(加藤紳生住職)→顕妙寺の経路で行脚を行った。僧侶21人、檀信徒75人が参加し、団扇太鼓を打ち鳴らしながらの行進は壮烈なもので、数キロ先まで太鼓の音が伝わり、感激する人達がおり、唱題行脚の意義が広い範囲に伝えることができた。また、途中では歳末助け合いの趣旨に賛同された方々が浄財を寄付してくれました。上り下りの坂道が多かった5キロメートルのコースなのに数名が途中交代しただけで、大半の参加者が全コースを歩ききったのは驚異であった。冨永所長は下駄で歩き通し、その気合いが参加者に伝わったために、ほとんど参加者が完歩できたのかもしれない。顕妙寺・円充寺・金蓮寺では住職はじめ総代と有志の檀信徒が出迎え、心からの供養をしてくれた。特に、顕妙寺では、行脚の後に温かいおでんを何十名もの参加者に振るまい、総代はじめ檀信徒の心の込もったモテナシに参加者一同、感謝していた。
さらに、顕妙寺の参道までは入り組んでおり遠回りしなくてはいけなかったが、このたびの檀家の有力者が匝瑳市に申請し、塗装して貰ったのでお寺への近道ができ、行脚の途中でテープカットを行い、渡り初めをした。

2014年12月18日号

鎌倉安国論寺で貴重な遺構発掘

神二150114①【神奈二】鎌倉市安国論寺(玉川覺祥住職)は昨年十二月十八日、境内で見つかった鎌倉時代の井戸の遺構などを報道陣に公開し、発掘調査の報告が行われた。
同寺本堂北側に観音堂を建立するため、二〇一二年発掘調査を実施。井戸は十三世紀前半に掘られたものとみられ、周囲には柱の痕跡があり、有力武士の館があったと考えられる。
また、それより上の層から十四世紀後半の大規模な埋め立て工事跡が見つかり、一三三〇年ごろに焼かれた瀬戸の壺やかわらけ、鉄製の壺などが出土した。担当者は、「これらの遺物は大規模な土木工事の地鎮祭に用いられたものではないか」と説明。鎌倉時代以降も、この地に有力な権力者が存在していたことを示しているという。
井戸は埋め戻さず、その上に観音堂を建て、遺構まで下りて見学できるようになっている。玉川住職は「鎌倉時代の貴重で珍しい遺跡なので、なんとか保存したいと考えた。準備が整ったら、一般公開も考えたい。」と話している。

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    日蓮宗新聞社編
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