日蓮宗新聞

2014年11月10日号

身延山で中央檀研道開く

DSC_0161日蓮宗主催の平成26年度第2回日蓮宗中央檀信徒研修道場(田端義宏主任)が10月22日から24日まで、山梨県身延町の身延山信徒研修道場で開催された。この道場は宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」推進のため、檀信徒の信行推進者を養成することを目的に開設され、今回は17人の道場生が研鑽を積んだ。
開講式は身延山内の常唱殿で行われ、道場生を代表して杉山典子さん(東京都妙龍寺檀信徒)が誓いの言葉を述べた。その後、道場生は3日間にわたり田端主任と中山観能講師の講義を受けた。講義では日蓮聖人の教えや日蓮宗徒の信条といった基本的なことをおさらいした後、宗祖御降誕800年(平成33年2月16日)を目途に日蓮宗が推進する「立正安国・お題目結縁運動」の意義やその実践について学んだ。各講義の合間には、書写行、唱題行、法座、総本山朝勤、思親閣登詣、祖廟参拝などが組み込まれ、充実した修行の3日間となった。
法座は初日と2日目の最終カリキュラムとして行われた。初日は各道場生が志願の動機を発表。その多くは、日蓮聖人のみ魂が棲まわれる聖地での研修道場に魅力を感じてのこと。言うまでもなく身延山が日蓮宗徒にとって特別な霊場だ。また複数回参加している道場生からは「以前この道場で一緒に修行した人と再会して、また同じ修行をするのを楽しみにしていた」や「前回の修行で浄化された自分を感じた」といった声があがった。
2日目の法座は「日蓮宗への提言」をテーマで約2時間行われ、檀信徒から宗門運動の推進や研修道場のあり方を話し合った。「意見を言わせてもらうことで、宗門運動の担い手の一人だという意識が高まった」といった感想も聞かれ、宗門運動の推進には僧侶と檀信徒が一体となって取り組まなくてはならないことを改めて確認する場となった。
この道場は、管区や教区が主催する研修道場の修了者で宗務所長が推薦する人しか参加できない。言うまでもなく団体参拝旅行などとは一線を画した厳しい修行の場となる。逆にその厳しさがゆえに、修行の数を重ねる人が多いともいえる。信仰を同じくする見知らぬ檀信徒同士が「同行互いに尊敬し、共に助け合うべし」という道場清規にのっとって過ごす2泊3日は何物にも代えがたい貴重な場となっている。

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