2014年10月28日
栃木で北関東教区法式声明研修会を開催
【栃木】10月28日、北関東教区声明師会は栃木県声明師会(藤﨑善隆会長)を当番として、「北関東教区法式声明研修会」を栃木県那須塩原市「かんすい苑覚楽」を会場に開催し、教師・沙弥併せて54名が参加した。日蓮宗声明師会連合会講師の村上通明師(南アルプス久成寺住職)を講師として行われた研修は、第一部として「宗定声明七曲の基礎」の講義が行われ、貸し切りとされた旅館の大広間から発声練習や声明の大きな声が響き渡り、畳敷きの会場で所作なども併せて熱心な研修が行われた。続く第二部では同じく村上師を講師に「僧風教育の歴史とこれから」と題し、これまでの歴史を振り返りながら、今後の子弟教育のあり方について、親子関係と師弟関係の間で「師」としての心構えについて留意すべきことなどについての講義が行われ、参加者は真剣に聞き入っていた。参加者からは「かつて習ったことでも忘れていて自己流になってしまっていることに改めて気付かせてもらえた。また、弟子の教育についても反省させられることもあり、今後のために大変ためになった。」という声が聞かれた。