日蓮宗新聞

2014年10月1日号

信仰の結晶、歌と太鼓に託す

和讃大会①宗務院主催・日蓮宗全国和讃連絡協議会(林昌壽会長)協賛の全国法華和讃大会が9月3日、岡山市岡山コンベンションセンターで開催され、全国から17団体、 約700人が参加した。観客席が全て埋められるなか、法華和讃で日蓮聖人の一代記などが高らかに奉唱され、報恩感謝を捧げた。

同大会は東京の立正大学石橋湛山講堂で開催されていたが、現在は全国の教区で開催されている。これは各地で和讃を弘めることや、全国の檀信徒に和讃に触れてもらうことを目的としている。過去、静岡県・福井県・千葉県に続き、4回目として中四国教区・岡山県開催の大会となり、山口県や島根県などから初参加の団体も見受けられた。
司会者から参加団体が紹介されると舞台に上がり、それぞれに練習を重ねた所作で和讃を奉唱し、緊張感を漂わせながらも、無事終えた安堵の表情を見せると会場から拍手が沸いた。なかでも東日本大震災の被災地から唯一参加した福島県和讃会による「東日本大震災追悼和讃」では涙ぐむ参加者も見受けられた。
地元岡山県和讃会は30人の参加があり観客席での奉唱と、手作りの衣装で舞台と客席の通路を練り歩きながらの和讃を奉唱し、大きな拍手と歓声を受けた。
ほぼ同じリズム・所作での法華和讃が17団体約40曲が発表され、歌詞が会場正面のスクリーンにプロジェクターで写し出された。歌詞の内容や男女比、熟練度の違いなどそれぞれに特色があり、厳粛のなかにも和やかな雰囲気で発表を終えた。

和讃=仏教讃歌の一種で仏さまの功徳や教法、また祖師の行跡をほめたたえたものが多く、近世の日蓮宗和讃は日蓮聖人一代の教化弘通を鑽仰する。和讃は僧侶檀信徒限らず、団体で法華経や日蓮聖人への信仰を表すことができる数少ない儀礼の一つ。大勢の人数で奏するが、指揮者がいないため、「心を合わせる」ことが何よりの肝要となる。宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」の37項目の一つに「和讃・仏讃歌の振興」があるが、和讃は誰もが参加でき、定期的に行えるため、寺院の活性化につながる活動となるだろう。

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