全国の通信記事
2014年9月29日号
「北海道団参」 神一宗務所
【神奈川一】神奈川県第一部宗務所(篠原顯祐所長)主催の檀信徒を対象とした「北海道団参」が9月29日から10月1日の二泊三日の日程で行われ、管内僧侶・檀信徒合わせて48名が参加した。
1日目は、早朝に羽田空港に集合、出発をし、女満別空港に到着。
バスに乗り込み、知床にある宿泊予定のホテルを目指しながら、名所観光や知床観光船に乗るなど、世界自然遺産である知床を満喫した。
2日目は、網走に移動し、大盛寺(秋永智淳住職)を参拝した。
法味言上後、秋永住職から大盛寺の縁起について、またお題目信仰についてなどのお話をとても丁寧にしていただき、参加者は熱心に拝聴していた。
大盛寺参拝後は網走海鮮市場において、各々オホーツク海でとれた海産物などの買い物をすませ、バスに乗り約4時間半をかけ旭川へと移動した。
最終日は、旭川妙法寺(釈英照住職)を参拝した。
妙法寺に到着し、バスを降りた参加者は妙法寺の大きな本堂に驚いたようで、「大きいな」「本山以外でこんなに立派な本堂初めて見た」との声が聞こえた。
前日と同様に法味言上後、釈住職から妙法寺の源流である明治30年に開設された日蓮宗説教所から現在に至る縁起についてのお話をしていただいた。
午後には旭山動物園を観光した。
好天に恵まれ、神奈川県よりは寒いながらも暖かな日差しを受けながら、疲れ知らずの参加者はホッキョクグマや北海道特有の動物などをくまなく見て回っていた。
旭山動物園を観光後、旭川空港から飛行機に乗り、午後7時に羽田空港到着、解散となった。
ほとんどの参加者は今回が初めての北海道寺院での参拝ということで、見るもの感じるもの全てが刺激的で、とても充実した旅ができたようだ。
静中で寺庭婦人研修旅行
【静岡中】9月29日、平成26年度静岡県中部寺庭婦人会(富士宮市法華寺 川名睦子会長)研修旅行が行われ、管内寺院より46名の寺庭婦人が参加した。
昨年好評だった、「身延山を歩く」企画第2弾として、身延山大学教授、望月真澄(妙栄寺住職)先生を再び講師にお迎えし、七面山麓と、古き七面山の宿場町だった赤沢集落を中心に、望月先生のユーモアたっぷりの解説を交えながら散策した。
赤沢宿は、身延山久遠寺とそれを守る霊山・七面山を結ぶ参詣道にある、唯一の宿場町として栄え、最盛期の明治から昭和20年頃には「講」と呼ばれる信仰団体を中心に1日数千人もの人々が行き交ったと云われている。山の中腹にある集落には、かつての面影を残した町並みが広がっていた。
妙福寺(井出智裕住職)にて子安八幡像の御開帳を頂き、かつて日朗上人と南部実長がご一泊され、集落の人とともに改宗されたという話題になると、誰もが神妙な面持ちで聞き、感銘を受けていた。
この赤沢集落には、かつて9軒もの旅館が石畳の道沿いに並んでいたが、現在唯一宿泊業を営んでいる江戸屋旅館にて昼食を済ませ、続けて羽衣滝・白糸の滝とお万さまの銅像を参拝。
七面山の登りはじめの2丁目にある神力坊(久本雅俊住職)では、伽藍坊大善神の前にて一心合掌。その像容はまるで役の行者のようで、七面山が修験道の行場であることが改めて窺えた。
身延山周辺の知識、そして会員相互の親睦も一層深まり、実りのある充実した研修旅行となった。
2014年9月28日号
京都二・宗徒一日研修会
【京都二】 過ごしやすい秋晴れの日 平成二十六年九月二十八日京都府京丹後市網野町の宝聚山本覚寺に於いて、宗徒一日研修会が執り行われた。
参加者は教師二十七名・檀信徒百九十一名であった。
九時より住職 石原智教師導師のもと法要が厳修され、宗務所長 宮武一龍師挨拶にて研修会が始まった。
十時十五分より、講師:京都市 実成院住職 中村智亮師 演題:「大丈夫(ほとけ)となろう、今すぐに」講演が始まった。中村師の優しい口調で、仏様は我々の手に届かない別世界に居られるのでは無く、もったいないけれども、我々凡夫の魂に宿ってるんだよ。と切々とお話に成られた。檀信徒も徐々に法話に引き込まれていった。
十三時より、講師 中村氏 演題:「祖師鑚仰ー日蓮大聖人と倶に」参加者の多くは講座説教を見るのも聞くのも多く、その中で中村師は講座に上られた。午前の優しい口調とは相反して、迫力のある中村師の文八に驚きと歓喜に沸いた。十五時三十分閉会により、日程を終了した。
参加者からは、講座説教良かったと意見が聞かれた。