全国の通信記事

2014年9月13日

日源上人の第七百遠忌報恩法要

【東京南】日源上人第七百遠忌法要 (6)【東京南】日蓮聖人の直弟子で、中老僧の一人である日源上人の第七百遠忌報恩法要が、九月十三日に目黒区の中根立源寺(石井隆康住職)で営まれた。
日源上人は、当時天台宗寺院であった駿河国岩本實相寺の学頭職にあったことで知られ、日蓮聖人に帰依して後、武蔵碑文谷の天台宗法服寺を法華寺(現在の天台宗圓融寺)へ、雑司ヶ谷の真言宗威光寺を法明寺に改宗する等、各地で法華経信仰を弘めた。
日源上人が改宗した法華寺は、江戸期には末寺七十五ヶ寺を数え、関東の日蓮宗の中心寺院として隆盛したが、不受不施論争の際、悲田不受不施を貫いたため、幕府の命により天台宗へと改宗。末寺は法華寺とともに天台宗に改宗した寺院以外は身延山の末寺となり、今日に至る。
法華寺の旧末寺にあたる、中目黒正覚寺(池田是祥住職)・中根立源寺・八雲常圓寺(古河良?住職)・西小山摩耶寺(安藤正道住職)の四ヶ寺は、旧本寺開山の日源上人と法華寺歴代上人への報恩感謝を捧げるべく、三十年前より毎年九月十三日の日源上人の命日に圓融寺を参拝。境内の日源上人の供養塔の前で読経唱題を務めてきた。
今年七百遠忌を迎えるに際し、同じく旧末寺である雑司ヶ谷法明寺(近江正典住職)とともに五ヶ寺で御報恩奉行会を立ち上げ、この度の報恩法要が実現した。
併せて日源上人の遺徳を顕彰する記念誌の編纂も計画し、霊跡本山岩本實相寺の豊田日穂貫首にもご協力を仰ぎ、立正大学仏教学部教授・寺尾英智師に執筆を依頼。日源上人に関する資料を一堂に会した『日源上人とゆかりの寺院』を刊行した。
当日は、午前九時に四ヶ寺の住職と副住職の八名が供養塔の前で読経を行い、午後一時より立源寺にて第七百遠忌報恩法要を厳修。導師に石井隆康師、副導師に池田是祥師と古河良晧師のもと、四ヶ寺の副住職が式衆を務めた。
法要には圓融寺住職・阿(おか)純章師とともに、旧末寺や組寺等有縁の各聖をはじめ、日蓮宗檀信徒協議会会長・池上幸保氏、及び四ヶ寺の檀信徒多数が参列した。
法要終了後、寺尾英智教授による記念講演が行われ、碑文谷法華寺をはじめとするゆかりの寺院への調査をもとに、今まであまり知られることの無かった日源上人の事蹟や法華寺の歴史にについて解説がなされ、聴衆は興味深く耳を傾けていた。

side-niceshot-ttl

写真 2023-01-13 9 02 09

新年のご挨拶。

過去の写真を見る

全国の通信記事

  • 北海道教区
  • 東北教区
  • 北陸教区
  • 北関東教区
  • 北関東教区
  • 千葉教区
  • 京浜教区
  • 山静教区
  • 中部教区
  • 近畿教区
  • 中四国教区
  • 九州教区

ご覧になりたい
教区をクリック
してください

side-report-area01 side-report-area02 side-report-area03 side-report-area04 side-report-area05 side-report-area06 side-report-area07 side-report-area08 side-report-area09 side-report-area10 side-report-area11_off side-report-area12
ひとくち説法
論説
鬼面仏心
購読案内

信行品揃ってます!

日蓮宗新聞社の
ウェブショップ

ウェブショップ
">天野喜孝作 法華経画 グッズショップ
">取扱品目録
日蓮宗のお店のご案内
">電子版日蓮宗新聞試読のご登録
">電子版日蓮宗新聞のご登録
日蓮宗新聞・教誌「正法」電子書籍 試読・購入はこちら

書籍の取り扱い

前へ 次へ
  • 名句で読む「立正安国論」

    中尾堯著
    日蓮宗新聞社
    定価 1,365円

  • 日蓮聖人―その生涯と教え―

    日蓮宗新聞社編
    日蓮宗新聞社
    定価 826円+税

書評
正法
side-bnr07
side-bnr07