2014年7月30日
時計を使わない生活を体験
【愛知名古屋】平成二十六年七月三十日から八月一日の三日間、名古屋青年会(勅使河原寛祥会長)は『第四十二回 青少年と青年僧の集い(テーマ)礼儀を身につけよう』(参加者四十六名)を、熱田区本遠寺(伊藤友行住職)にて開催した。
大きな荷物を抱えお寺に集まった子供たちは、緊張した様子で開校式を迎えた。その後、班ごとに分かれて自己紹介を行う頃には、リラックスした雰囲気へと変わっていった。本堂では食事作法やお焼香の仕方、お経の読み方の練習等を行い昼食へ。午後は大太鼓の練習会を行い、お題目をお唱えする大きな声が響いた。その他、映画鑑賞やゲーム大会を行って一日目が終了した。
今回の修養道場では新たな試みとして「時計を使わない生活」を実践した。会場内の全ての時計を外し、大太鼓の音のみを合図に大人も子供も行動をしたのである。時間が分からない子供たちは次第に時間にとらわれる事を忘れ、のびのびとした生活を送った。
二日目、太鼓の音で起床した子供たちは、朝食後近くの熱田神宮へと向かった。神宮では参拝の後、境内の清掃活動を行い汗を流した。昼食は流しそうめんを行い、午後に入ってからは写仏やお釈迦様のお話、夕食ではお祭りの縁日を再現した「屋台村」が登場し、子供たちは笑顔でその時間を楽しんだ。
三日目はバスに揺られてお寺を出発。プールとぶどう狩りを楽しんだ後、お寺に戻り閉校式を迎えた。閉校式では修了証を一人一人受け取り、三日間の全行程が無事に終了した。今秋には次年度へ向け早くも企画チームが始動するとのこと。青年僧の新たな挑戦が始まろうとしている。