全国の通信記事
2014年2月27日号
堀江正俊師が全国民生委員会長に就任
【島根】堀江正俊師(出雲市祐宗寺住職)は2月27日、全国民生委員児童委員連合会の推薦を受け会長に就任した。同師の自坊である祐宗寺は昭和50年、日蓮聖人ご生誕750年を記念し「ありがとうの心」をスローガンに管内唯一の乳幼児保育「たちばな保育園」を創設。
直後の昭和52年から長きにわたり民生委員をつとめるなど宗門内外で活躍。本年度の宗門布教方針である『合掌~檀信徒のくらしの中に根づかせる』をもとに同師は、「敬いや感謝の心を忘れず、住民の福祉の向上を目指し人と人をつなぐ役割を全うする所存です。」と今後の抱負を語った。
福岡 加行所成満僧の帰山奉告式
【福岡】福岡県修法師会(松尾周学会長)は平成二十五年度加行所成満僧の帰山奉告式を二月二十七日、福岡市日蓮聖人銅像護持教会で開催し、僧侶檀信徒約二百人が参列した。
午後十二時半より日蓮聖人銅像前で自我偈を一読した後、水行式が行われた。その後本堂で帰山奉告式が、県内代表四行成満の中村公彦師(小倉・真浄寺住職)を導師に厳修された。
続いて、立野良顕宗務所長、佐野前延宗会議員が祝辞を述べた。次に中村師が行僧を代表して挨拶し「一人では修行は出来ません。皆様が待っていて下さるから、一緒に頑張る仲間がいるから成満出来ました。身体に沢山の経力を蓄えてきました。九州のシンボルである銅像様、この銅像様を中心に更にお題目を弘めていきましょう」と力強く述べた。
最後に松尾会長が「ガンジーは信仰とは献身の心がなくてはいけない、自己犠牲である、と言っています。荒行僧はまさにその姿です。その仏力、福徳力をどうぞ授かって下さい。本日は多くのご参拝有難うございました」と謝辞を述べ修了した。
引き続き特別祈祷が行われ、参列者は鍛えられた迫力のある加行僧の読経と修法に一心に手を合わせていた。
出仕加行僧
四行 中村公彦師
参行 上田良篤師
参行 村越智浩師
再行 渡邊啓孝師
再行 刀禰弘道師
再行 吉原普介師
初行 栗原正臣師
2014年2月25日号
三笠市・妙照寺にて第三行成田晴宗上人帰山式
【北海道西部】二月十八日午前十一時半、三笠市・妙照寺(成田遼英住職)において第三行を成満した成田晴宗上人の帰山報告式が檀信徒約八十名の見守る中執り行われた。
道内有数の豪雪地とあって、その除雪作業には多くの尽力が必要となる。上人の無事
帰山を心待ちにしていた檀信徒の手により、前日まで降り積もった雪、さらには水行
直前まで降り続ける雪の除雪がつづく。
三百日目となったこの度の行を通し上人は、こうした檀信徒の支えは勿論の事、同じ
く行を伴にした各上人を始め、多くの支えにより自身の行があることを改めて実感さ
せて頂いた、と静かに語る。
また行中、多くの檀信徒の願いが少しでも叶うようにと祈り続けるとともに、遠路に
も関わらず行中見舞いにも脚を運び難病の子供の當病平癒・克服を一心に願う家族の
期待などにも何とか応えたいとの思いがあったという。
檀信徒の思いを乗せたお題目、それに応えんとする成満僧の水行肝文が、当山を囲む
三笠の山々に谺した。