2014年2月28日
長昌寺で開運国祷会
【東京北】二月十八日、台東区・長昌寺にて開運大國祷会が行われ、本年も正中山大荒行堂を成満された十二名の出仕僧侶と、正観世音菩薩御縁日出仕僧の会 世尊会より修法師が参加され、檀信徒約百三十名が参列した中、盛大に行われた。
残雪残る厳しい寒さの中、成満された行僧による水行式が行われた後、観音堂にて國祷会が厳修された。
法要後、世尊会より入行された三名の行僧、田村完浩師(港区 正伝寺)、北里康記師(荒川区 龍延寺)、新渡戸大乗師(台東区 妙行寺 )よりそれぞれ、長昌寺檀信徒の方々に大荒行堂への参拝や面会に謝辞が述べられた。
最後に鈴木海光僧正(長昌寺 御院代)より謝辞があり、「二月十日に大荒行堂を御成満された行僧様に大変迫力のある御祈祷お加持を頂戴し、厚く御礼申し上げます。大荒行堂のある大本山 法華経寺と長昌寺は深い関係があり、法華経寺御開山 富木日常上人と金龍山浅草寺三世寂海法印とは宗論を交わし、法華経の素晴らしさに完服した寂海法印はただちに身延山に登って日蓮聖人に接し、弟子となり名を日寂と賜り、橋場の地に現在の長昌寺を開創しました。その時に一寸八分の観世音菩薩を御持仏として浅草寺を退き、只今皆様の前に御開帳されております。その御縁で當山と法華経寺は深い関係があり、本日、法華経寺で荒行を積まれた行僧様をお迎えして皆様と共に國祷会を催し、立正安国世界平和をお祈り致しましたのは大変意義のあることであります。参列された檀信徒の皆様の功徳は甚大なるもので、そして皆様は荒行で咸得なされた行僧様の御法力を、木剣と撰経で体いっぱいに戴いたのは大変有り難いことでごさいます。どうかこのお力をこの一年、お保ち頂きまして御精進賜りま
すようお願い申し上げます。」と結ばれ、無事に円成した。