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2014年2月25日
三笠市・妙照寺にて第三行成田晴宗上人帰山式
【北海道西部】二月十八日午前十一時半、三笠市・妙照寺(成田遼英住職)において第三行を成満した成田晴宗上人の帰山報告式が檀信徒約八十名の見守る中執り行われた。
道内有数の豪雪地とあって、その除雪作業には多くの尽力が必要となる。上人の無事
帰山を心待ちにしていた檀信徒の手により、前日まで降り積もった雪、さらには水行
直前まで降り続ける雪の除雪がつづく。
三百日目となったこの度の行を通し上人は、こうした檀信徒の支えは勿論の事、同じ
く行を伴にした各上人を始め、多くの支えにより自身の行があることを改めて実感さ
せて頂いた、と静かに語る。
また行中、多くの檀信徒の願いが少しでも叶うようにと祈り続けるとともに、遠路に
も関わらず行中見舞いにも脚を運び難病の子供の當病平癒・克服を一心に願う家族の
期待などにも何とか応えたいとの思いがあったという。
檀信徒の思いを乗せたお題目、それに応えんとする成満僧の水行肝文が、当山を囲む
三笠の山々に谺した。