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2014年1月27日号
埼玉・教師大会
【埼玉】宗務所(三枝泰英所長)一月二十七日、さいたま市内に於いて平成二十五年度教師大会を開催、県内教師三十三人が参加した。玄題三唱の後三枝所長は「この教師大会は毎年、宗門の動向、宗門運動についての勉強会です。より良い宗門運動の実現に向けて理解を深めていきましょう。」と挨拶した。引き続き教区選出の宗会議員松永慈弘師による『御降誕800年に向けて~宗門運動の現状と展開~』と題した講演を聞いた。松永師は、「宗
門運動が解りづらく、何をして良いのかわからないというご指摘を頂く」と話し、宗門運動の現状や問題点を挙げ、自身の取り組みや宗門の改革への心構えを熱く語り、「私は宗門運動の活性化を目指して臆することなくいつも意見しています。皆さんから頂く意見も必ず話している。伝道企画会議などで発せられた意見をどんどん私に言って下さい。」と話した。休憩の後伝道企画会議が開催され、県内五会の活動報告が行われた後、宗務院伝道企画課長太田順祥師による宗門運動の補足説明が行われ「方法は違っても求める答えは同じ―合掌礼です。それぞれの寺院の状況に合わせた活動をして頂きたい。」と話し、宗門運動への一層の協力を呼びかけた。
本田義遠師(京都市寳塔寺第四十八世)遷化
【京都一】本田義遠師(京都市寳塔寺第四十八世)
一月二十七日遷化。世寿九十歳。法号は玄幽院日誠上人。一月三十日及川日周師(京都市本山妙覺寺貫首)を導師に本葬が営まれた。
本田師は大正十四年生まれ。昭和四十年寳塔寺住職に就任後、京都一部布教師会長、常務参事、協議員議長、京都日蓮聖人門下連合会理事長、宗務所長を歴任した。また日蓮宗尼衆宗学林林長として尼僧教育に力を注いだ。近畿教区僧風林林長、本山妙覺寺執事、立正大学同窓会京都支部長等数々の役職に貢献した。平成八年には重要文化財である本堂の修復に着手、平成大修理を円成、寺観を一新した。
心ひきつけるお題目の力
【兵庫西】青年会(井上惠彰会長)と社会教化事業教会(花房英俊会長)は合同で寒中唱題行を1月27日、赤穂市高光寺(三好一行住職)を起点に行い、僧侶12人が参加した。
檀信徒が見守るなか高光寺を出発した一行は、赤穂駅、赤穂城址周辺の約4㌔を1時間かけて行脚した。道中、太鼓の音やお題目の声が聞こえてくると、高光寺の檀信徒が家から出て合掌とお題目で一行を迎えた。力強い唱題行脚の姿に感銘を受けたようで、同寺の檀信徒らは「毎年、赤穂の地で唱題行脚をしてほしい」と感想を語っていた。参加僧侶にとっても、人の心を引きつけるお題目の力を再認識する行脚となった。