オピニオン
2014年1月20日
一心欲見仏
私は50代半ばであります。かつて若い頃は、「ああ、もう20歳になったか」「早30になったな」などつぶやいていたものですが、50歳を超えてからは「あと、何年」というふうに思うようになってきました。男子の平均寿命が80歳前後ということを耳にすると、「ああ、あと20数年だな。あっという間に過ぎるぞ」という意識を持つようになってきました。残された日々がより貴重に思えてくるようになりました。今を大切にしよう。そして、住職として何をすべきか? 檀家さんのご先祖さまと私の先祖さまを一生懸命供養しよう。檀家の皆さまの安全、幸せを祈ろう。日蓮聖人に感謝の気持ちをもとう。
これが「一心欲見仏」ではないでしょうか。
皆さま、毎日を大切に悔いのない充実した生活を心がけましょう。朝はご先祖さま、日蓮聖人に挨拶で合掌し、無事一日が終わればご先祖さま、日蓮聖人への感謝で合掌しましょう。
(福井南部布教師会長・遠藤建峰)