2013年12月8日
長生郡常徳寺入寺法灯継承式
【千葉西】長生郡睦沢町常徳寺(中山了秀住職)で十二月八日(日)に入寺法燈継承式が行われ、僧俗あわせて百三十七名が参列した。午後一時より檀家の久我常夫氏(旧檀頭)宅から玄題旗を先頭に練行列が出発し、檀信徒と共に約五百メートルの道のりを歩き、お題目が響き渡った。午後二時より開式され、式中、病気療養中の先代中山了雄上人に代わり、干与人の土井了真上人(長生村法輪寺住職)が退寺奉告文を代読し、過去帳、三大部、払子が新住職へ手渡された。参列した寺院には、谷中学寮での恩師である菅野日彰猊下(本山海長寺貫首)が来賓として参列され、祝辞の中で「お寺で一番大切な事は、お経、布教、掃除です」と住職としての心構えを話された。また、式衆は谷中学寮時代の友人達が勤め、同期のお祝いに華を添えた。
先代了雄上人は三十余年に渡り住職を勤められ、本堂の再建や境内整備など山門護持に尽力された。新住職の了秀師は僧職に就かれる前はパティシエの仕事をしていたという経歴の持ち主で、現在は宗務院に勤めながら山務している。「法燈を継承する事は、先代住職の心を引き継ぐ事と理解し、広宣流布の一助となれますよう精進を重ねて参ります」と、新住職としての決意を表明した。