全国の通信記事
2013年11月26日号
東北被災地で慰霊法要
【千葉北】千葉県北部宗務所(武井良行所長)では平成25年11月26日~27日に管内教師33名参加のもと、東日本大震災被災地である宮城県七ヶ浜と石巻市大川小学校にて慰霊法要を営んだ。過去、管内行事として大本山中山法華経寺にて一周忌、三回忌法要を営み、今回は実際に被災地を訪れた。七ヶ浜では、加藤錬榮上人(宮城県立正結社)より当時の様子と現況を聞き、慰霊碑前にて武井所長導師のもと慰霊法要を営んだ。その後、大型バスにて石巻市大川小学校に向かい、大津波にのみ込まれたままの小学校を目の当たりにし言葉を失った。冷たい雨がふりそそぐ中、寒さの中で亡くなられた子ども達のことを思うといたたまれなくなり、目頭が熱くしながら参加者一同一心にお題目を唱え震災殉難者の冥福を祈った。武井所長は、「これから私達が僧侶として、人として何を考え、何を実行していかなければならないかを考えさせられる二日間であった。今後も継続して被災地支援及び供養の気持ちを持ち続けたい」と語った。
2013年11月25日号
島根・興統門流研鑽の集い
【島根】島根尊門会(坂本圭祥会長)は11月25日~26日、京都要法寺他で第4回興統門流研鑽の集いを行い、僧侶、寺庭婦人計11人が参加した。
興統法縁寺院が約半数をしめる島根管区。富士門流の門祖、白蓮阿闍梨日興上人の弟子である上行院日尊上人が出雲地方を中心に布教された経緯から、日尊上人のご遺徳を偲び、管内の同法縁寺院で同法縁系列の『島根尊門会』を昭和53年に設立。独自の活動を行っており、平成22年から管内の日蓮本宗寺院と合同研修会を実施。過去3回は出雲市内のホテルで行われたが、まもなく日尊上人ご生誕750年を迎えるため今回要法寺参拝を企画。
当日は生憎の雨だったが要法寺でご開帳を受けた後、日尊上人のご廟所がある実報寺で報恩感謝の一読を捧げた。青年僧や日蓮本宗からの参加もあり夜の親睦会では、「我等のルーツである日尊上人ゆかりの地を参拝などとても充実した研修会だった。」などの声が聞かれた。
新潟市本傳寺で開山550年大改修慶讃法要
【新潟東】新潟市本傳寺(眞島文雄住職)で開山550年平成大改修事業円成慶讃法要が昨年11月25日に営まれ、約200人が参列した。本堂の屋根の葺き替えなど堂宇整備の無事終了を祝ってのもの。
法要は澁谷文崇宗務所長を導師に営まれ、眞島住職は「開山550年の節目に檀信徒一人ひとりの力が合わさり、厳しい景気情勢のなか大改修が円成でき感謝に堪えない。今後も宗祖のみ教えを拝し、檀信徒と異体同心で歩んでいきたい」と話した。