2013年11月27日
沼津市蓮華寺で法灯継承式
【静岡東】沼津市戸田蓮華寺で十一月二十七日第四十三世西埜海永上人の御退住に伴い、第四十四世西埜寛永師の法燈継承式が営まれ僧侶檀信徒約百五十人が参列した。
本堂での法燈継承式では師父である海永師から新住職である弟子の寛永師に払子が継承され、須藤正裕宗務所長より辞令伝達が行われた。
法要の最後のご挨拶では先に前住職の海永上人が住職歴38年間振り替えりながら「本日は管内より多数のお上人様方の御出席を頂き誠にありがとうございます。」と退住の挨拶をなされ、その中で、「38年前の入寺式では諸々の事情があり、当時の管区所長から『こんなに数の少ない入寺式は初めて。しかし、行と学の師僧がおられれば何も言うことはない。数ではない。」
又、師僧からは「この寺は、数代、住職が定まらない寺の因縁かもしれない。君は永く定まるよ
うに、何よりもお経を読み、給仕の心での清掃をしなさい。」と思い出の祝辞と師僧のお言葉が紹介され、今後も初心を忘れずに頑張って参りますと御礼を申された。
つづいて新住職寛永上人からは「払子を受け取る重みを感じております。本日ここに御出席頂きましたお上人様方が私のお手本となる先輩であり、皆様を見習って参ります。」と力強く述べた。
法要終了後の祝宴は、ときわや旅館で盛大営まれた。