全国の通信記事
2013年9月28日号
幸せを感じる拠り所としてのお寺
【静岡西】 宗務所(古田寿厚所長)は、9月28日に管区信徒青年会研修会を掛川市生涯センターにて開催した。各寺院の護持会長、青年会長合わせ47人が参加した。研修会の内容としては、第一部を「幸せを感じる」拠り所としてのお寺を考えるにあたり、映画「happy」を上映し、映画についての感想と意見交換をした。第二部では、災害時に人々との命をつなぐ寺院活動として、浜松市(山澤英伸住職)の講演が行われた。
2013年9月27日号
檀信徒研修会開催
【栃木】9月27日~28日、栃木県宗務所(横山真康所長)は檀信徒研修会を日蓮宗宗務院・池上本門寺に於いて開催し、僧侶と檀信徒あわせて59名が参加した。栃木県では毎年、管内寺院を会場に、檀信徒研修道場を開催しているが、本年は、宗務行政の中枢である宗務院を会場に選んだこと、また参加対象を総代・世話人に限定したことで、今後檀信徒の指導的立場となって住職、そして宗門を支えてくれる次世代の人材育成に焦点を当てた内容となった。
開会に際し横山所長導師に法味が言上された後、中井本秀伝道部長が挨拶。その後、浜島典彦身延山大学学長(修性院住職)を講師に「法華経のこころ-法華経に生きた人々から学ぶ」と題する講話を聴講した。浜島師は平安から鎌倉、室町そして近現代と、時代変遷を辿りながら、その時代の政治・文化に多大な影響を与え続けた法華経の精神性、及び法華経信仰に生きた人々について、経説や時代精神、逸話を交えながら解説。最後に「法華信仰に裏打ちされた先人の生き方を大いに学び、法華経、そしてお題目の力を頂いて、忍土とされるこの現実社会に、安寧なる社会を実現させるべく、懸命に生き、僧俗が一体となって取り組んでいかければならない」と結んだ。柔らかい語り口ながらも真剣な眼差しで語りかける浜島師に、参加者たちは頷いたり、メモをとりながら熱心に耳を傾けていた。
その後、全員での法華経の読誦を経て、佐藤ゆかり参議院議員の講話となった。登壇した佐藤氏は、自身の専門分野である、経済に関する講話を行い、市場のグローバリズムと産業界の新陳代謝が進む社会情勢に言及しつつ、「伝統とは生きもの」であるから時代に応じた在り方を模索し、人々を惹きつける努力を重ねることが大切であると訴えた。その上で、心の育成や健全な社会づくりに関し、仏教が担うべき役割に期待しつつ、自身も国会議員という立場から応援していくことを述べて、講話を締めくくった。夜は会場を移して講師の浜島典彦師、佐藤ゆかり氏を交え、和やかな雰囲気の中で懇親会が開かれ、1日目の日程が終了。2日目は、池上本門寺に全員で参詣し、御開帳及び山務員による諸堂案内を経て、研修会の全日程が無事終了した。
2013年9月25日号
交通安全祈願祭で回向供養
【山梨一】 九月二十五日、南部警察署主催による交通安全祈願祭と交通事故物故者慰霊法要が山梨県第一部修法師会(原行秀会長)十一名と身延町長、南部町長、早川町長、交通安全協会関係者二十四名を集め身延町総合文化会館にて厳修された。
昨年九月より一年間の交通事故物故者に回向供養を手向け、参加者に加持祈祷を修し、管内の交通安全を祈願した。
法要厳修後、事故現場には修法師が直接現地に赴いて物故者に回向供養がなされた。