2013年5月25日
六組寺院連合会『信行の集い』
【千葉西】宗務所(土井了真所長)管内の六組寺院連合会(木更津・富津・君津地区十七ヶ寺)では、五月二十五日、君津市白駒 妙弘寺(国藤了政住職)で第三十一回『信行の集い』「宗祖日蓮大聖人 高弟六老僧 日向聖人 第七百遠忌報恩法要」 ~我が心のふるさと 菩提寺のルーツをたずねる~をテーマに開催し、百二十名が集まった。
午後一時半、加藤文成師(君津市・妙性寺住職)を先頭に御題目旗、団扇太鼓に先導された組内十六カ寺の檀信徒各代表者が唱題行進をし、山門より本堂へ昇堂。お題目が染め抜かれた各寺の信行旗を横山恵光師(君津市・正覚寺住職)が受け取り、仏祖三宝に奉奠。
続いて参加者が事前に写経した千葉西部謹製の御題目写経を柴崎茂夫氏(君津市・妙弘寺檀徒)が御宝前に納経した。
次に土井所長が本日の報恩法要の主となる日蓮大聖人、日向聖人、そして藻原寺に拘わることをお話頂き、御題目結縁運動 育成活動の啓蒙と信仰増進のお願いの挨拶をした。
第一部、「宗祖日蓮大聖人 高弟六老僧 日向聖人 第七百遠忌報恩法要」を導師に国藤師、副導師には、江口隆祥師(君津市・蓮久寺住職)、豊島晴明師(君津市・妙浄寺住職)。式衆には、若尾瑞光師(君津市・長遠寺住職)、牧野勝紘師(君津市・長照寺住職)、豊島充義師(君津市・妙浄寺修徒)、江口隆晶師(君津市・蓮久寺修徒)出仕のもと営んだ。
表白文では、茂原市・藻原寺の末寺となる、妙弘寺の歴史をひも解き、管内にある日蓮大聖人、日向聖人ゆかりの霊跡を顕彰し、檀信徒一人一人の信仰が菩提寺を通じて、お釈迦さまに通じ、善行に励行することが発露された。
第二部 信行法話では、宮川了暢師(市原市・光徳寺住職)を講師に迎え、「日蓮大聖人のお弟子さま ~菩提寺のルーツを辿る」と題して、法話を頂いた。
法華経、お題目・南無妙法蓮華経を唱え、信じ読み持ち、行じる事は、日蓮大聖人、お釈迦さまへつながること。過去を辿ると、本寺末寺の関係から必ず、日蓮大聖人にまで遡り、更にはお釈迦さまにまで、辿りつける素晴らしいご縁があることを、わかりやすくお話頂いた。
参加者は、家族だけでなく、菩提寺の信仰を通じて、日蓮大聖人が身近に感じられると心から悦んだ。
最後に閉会式では、会場寺院住職・国藤師が謝辞。今回の主旨として、地元の本山藻原寺様を組内の檀信徒に知ってもらうこと。つまり、身近に日蓮大聖人ゆかりの聖地があることを一人でも多くの方に理解して頂きたい。お参りして頂きたいと願い報恩法要を営んだこと。本年は、日向聖人第七百遠忌御正当。末寺として本寺を見つめ直すことで、檀信徒一人一人が先祖とのつながりを見つめ、日蓮大聖人、お釈迦様につながるきっかけにしてもらうよう、お寺がお手本となった。日蓮大聖人の意志を直接に受け継がれた日向聖人を讃え、総本山身延山久遠寺、本山藻原寺にさきがけ、六組寺院教師と参加者一同で報恩法要を営めたことを感謝すると結んだ。
最後に『日蓮宗新聞』の購読拡張のご協力をお願いすると同時に、お釈迦さま、日蓮大聖人、仏教関連の記事満載の季刊誌『正法』も配布し、少しでも参加者やご家族の仏教理解の一助、信仰増進の糧としていただくことも併せてお願いした。