オピニオン
2013年4月10日
異体同心
生きとし生けるものを、永遠の命をもって救ってくださるお釈迦さまに、私たちは心を同じくして、感謝のお題目を唱える。これを「異体同心」といいます。
言葉で言うのは簡単ですが、いざ「心を同じくしましょう」と呼びかけても、皆どのような心持ちに統一したらよいのか悩んでしまいます。
日蓮聖人は、「日蓮と同意」あるいは、「水魚の思いをなして」お題目をお唱えしましょうとおっしゃっています。
すなわち、すべての人が、日蓮聖人と心を同じくすれば、おのずと「異体同心」となります。そして、日蓮聖人を通して、法華経、お題目を学び、正しく信仰することで安穏な世界が実現するのです。
このご恩に感謝し、ともにお題目をお唱えしましょう。
千葉県東部布教師会長 長谷川雄一