2012年8月10日号
月例金曜講話の出張版
東実高校でサッカー部の生徒ら100人が聴講
東京・大田区の日蓮宗宗務院で開催されている月例金曜講話の出張版が7月6日、東京実業高等学校(東京・大田区)で開催され、同校サッカー部の生徒と保護者約100人が聴講した。
今回の開催はサッカー部顧問の先生が「生徒たちが勉強やサッカーを学ぶだけではなく、一人の人間として大きく成長してほしい」との思いを宗務院に打診して開かれたもの。
講師の田端義宏日蓮宗常任布教師は、「人間は縁によって、仏にも鬼にもなり得る」とわかりやすく仏教を説き、また「子を思う親の気持ちはこの上なく尊いもの」「当たり前のことを当たり前と思わず“おかげさま”という気持ちを忘れてはならない」と語った。
講演後は生徒から「私たちがサッカーをすることができるのも、保護者や周りの方々の助けがあるからだと感じた」などの感想が発表された。
伝道部では「宗門運動『立正安国・お題目結縁運動』第二期育成活動では人を育むてらこや活動を推進している。今回の試みは青少年の育成という観点で大きな期待ができる」と述べ、今後もさまざまな要請に応え宗門運動を強力に推し進めていく考えを示した。