日蓮宗新聞

2012年4月10日号

身延山大学とラオス情報文化・観光省が    仏像修復調査プロジェクトに調印

仏教を通し文化交流

身延山大学(浜島典彦学長)では、ラオス人民民主共和国での世界遺産修復活動を10年以上にわたり行っており、2月24日、同国情報文化・観光省美術工芸局と「ルアンパバン仏像修復調査プロジェクト」の調印を交わした。この調印は3年毎に行われており、今回で4回目となる。
ラオス人自身の手による仏像修復の確立を最終目標としている同プロジェクトは、ラオス文化に寄与するところが大きく、同省のボセンカム・ヴォンダラ大臣からも期待の言葉が寄せられた。
◇    ◇
調印式は、同大学から浜島典彦学長、池上要靖東洋文化研究所長(当時)、柳本伊左雄仏教学部教授(同プロジェクト責任者)、情報文化・観光省からはブンティエン美術工芸局長、シトン国立工芸大学副学長など9人が出席するなか同省会議室で行われた。
プロジェクト調印の前に、ブンティエン局長は「これまでの10年間の積み重ねから、仏教を通した文化交流が深まったという実感があり、感謝しています。さらに発展したより良い関係を構築し、次のステップへ進んでいきたい」と語った。
浜島学長は「このプロジェクトにより、昨年はシートン技官が来日し、本学で仏像修復の技術を研修しました。今後もプロジェクトを通じて両者の友好が深まることで、実り多い成果が期待されます」と述べた。
調印後は、情報文化・観光省ボセンカム・ヴォンダラ大臣を表敬し、大臣からは「わたしも国立工芸大学長の経験があり、身延山大学の技術供与を受けながら、ラオス人の仏像修復専門家が育っていることが嬉しい。今後もラオス人にとって大切な仏像を保護するこのプロジェクトに期待しています」と、歓迎の意を表された。
新しいプロジェクトには、ラオス特有の資材を用いる修復の方法が加えられ、ラオス人専門家により高度化した技術の提供がなされることになる。

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