日蓮宗新聞

2011年10月1日号

第85世及川日周師の晋山式

京都本山妙覺寺 僧侶檀信徒350人参列

龍華樹院日像聖人によって創建された京都市上京区の本山妙覺寺で9月8日、第85世及川日周師の晋山式が行われ、僧侶檀信徒350人が参列した。
妙覺寺は永和4年(1378)に開創。21世日奥上人は不受布施派の開祖として知られ、境内には日蓮聖人が比叡山へ遊学中に法華経を書写して納められたという『華芳塔』がある。
 京都日蓮宗雅楽会による雅楽が奏でられる中、堂内に進み晋山式が奉行、式中及川新貫首は、「日像上人以来歴代の貫首様が死身弘法で護持顕彰されてきた歴史と伝統ある法灯を継承するにあたり、師父の足跡も鑑み努力精進する」と報告文を読み上げた。
祝辞は渡邊照敏宗務総長、身延山久遠寺法主名代井上日修総務、東京成子常圓寺総代喜多崇介氏が述べ及川師の功績を讃え、妙覺寺での活躍を期待した。
及川師は謝辞で「参与、総代、奠統会の推挙により第85世の法灯を継承する事となりました。前貫首頂岳龍乗猊下の心を体し、遠忌事業達成に万進する事をお誓い申上げます」と結んだ。
引き続き午後から第83世貫首龍乗院日選上人の本葬儀が大本山妙顯寺・和田日佑貫首導師のもと厳修された。頂岳上人は今年1月15日に遷化。同月16日に荼毘式が行われ、9月8日、本葬儀の運びとなった。
歎徳文では頂岳上人の宗会議員時代の活躍が報告され、特に教務部長、日蓮宗新聞社社長時代に手腕が発揮されたことが述べられた。また妙覺寺に晋山以来、八本山会会本としての大役を遂行した旨が紹介され「大覚大僧正御遠忌事業に向けた強い意志をかかげながら、志半ばでの遷化に一抹の寂しさを覚える。大本山妙顯寺の今後についても大変ご教示を戴いた」と感謝の念が述べられた。
弔辞では、全国本山会会長板垣日佑師(静岡県本山佛現寺貫首)、京都八本山会会本伊丹日章師(京都市本山本満寺貫首)、友人代表として佐野前暁師(福岡県日蓮聖人銅像護持教会主管)がありし日の頂岳上人を讃え故人を偲び、遺弟頂岳龍成師(広島市妙頂寺住職)の謝辞で厳粛なる法要を終了した。
法要後、席を移し清宴が行われ、和田貫首、全国奠統会総裁の及川日巴師、藤井照源京都1部宗務所長、千葉県大本山中山法華経寺の新井日湛貫首が挨拶に立ち、及川新貫首就任を祝い頂岳龍乗上人を偲んだ。

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