日蓮宗新聞
2010年7月10日号
本山妙顕寺貫首に齊藤朋久師
栃木県佐野市本山妙顕寺の貫首に齊藤朋久師(北海道富良野市本要寺前住職)の就任が決まり、6月21日、東京都大田区の日蓮宗宗務院で辞令交付式が行われた。
渡邊照敏宗務総長が「本山を守るだけでなく宗門内での活躍も期待します」と辞令を手渡すと、齊藤師は「本山の護持丹精、正法しょうぼうの興隆、教線の拡張に不惜身命ふしゃくしんみょうの覚悟で尽力します」と応えた。
齊藤貫首は昭和28年生まれの57歳。立正大学仏教学部仏教学科卒業後、平成9年から本要寺の住職として寺門興隆に努めてきた。
式後、齊藤師は「天目上人てんもくしょうにんが開かれた歴史ある本山を任され身の引き締まる思いです。『南無妙法蓮華経 唱えて全て大調和』(宇宙の中心それは、あなたの心にある)をスローガンに頑張りたい。名前の朋久はフォー(四)とキュウ(九)。妙顕寺の四十九世として四苦八苦せずに精進いたします」とユーモアを交えて決意を語った。