2010年4月20日号
法華一乗会と日蓮宗内局懇親会 「強い社会をつくるには心をつなぎ止める宗教が必要」
日蓮宗檀信徒の国会議員などで構成される法華一乗会と日蓮宗宗務内局の懇親会が3月24日、東京・赤坂のホテルで行われた。法華一乗会からは谷垣禎一自民党総裁をはじめ森英介議員、逢沢一郎議員、武見敬三氏、佐藤ゆかり氏が出席。また自民党から大島理森幹事長、河村建夫前官房長官が出席し、渡邊照敏宗務総長をはじめとする内局と会談した。
谷垣総裁は参議院選挙に全国区比例代表として立候補する佐藤氏の応援を依頼。それに対し渡邊宗務総長はこの仏縁に報いることを約束し、法華経の教えに基づく善政を、と期待を込め激励した。
その後、積極的な意見交換も行われ、有意義な懇親会となった。
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佐藤ゆかり氏に話を聞いた。
――3月15日に身延山にお参りされた際、どのように感じましたか?
「数年前、父とお参りできなかったことを思い出し、感無量でした。法主猊下にお会いできて、激励のお言葉をいただきました。実は私の菩提寺の東京都東郷寺(南部光徹住職)は法主猊下の実弟のお寺。若い頃から家族を巡る歴史が、法華一乗会を通じて一本の糸のようにつながったような気がします」
――信仰についてはどのようにお考えですか?
「強い社会をつくっていくためには、心を強くつなぎ止める宗教が必要。これは日本で一番見失われている尺度だと思います」
――日蓮宗に対するご意見は?
「日蓮聖人のみ教えが、社会の安寧やさらなる発展の礎となるように、僧侶や檀信徒の皆さま方とともに頑張っていきたい」