日蓮宗新聞

2009年8月10日号

中央檀信徒研修道場開く

一緒に学び、喜びを感じとって

 日蓮宗宗務院主催の「平成21年度第1回中央檀信徒研修道場」が6月30日から7月2日まで、千葉県大本山清澄寺(中條令紹別当)で開催され、全国から教区檀信徒研修道場修了者45人が参集した。
今回の主任講師は渡邊義俊師(熊本県妙國寺住職)、講師は鈴木浄元師(神奈川県蓮久寺住職)。
開講式では斉藤憲一宗務院伝道部長が、お題目発信の聖地・清澄寺で中央檀信徒研修道場に参加する意義を説き、お題目流布のリーダーになってほしいと激励した。次に中條別当の挨拶。論語の言葉「3人いれば必ず我が師あり。その善なるを選びてそれに従い、不善なるものはこれを改む」を示し、団体行動を通して新しい視点を得ることの重要性を説いた。最後に渡邊主任講師が「清澄で一緒に学び、信じ、行ずるところの喜びを感じとってほしい」と締めくくった。
3日間の研修では、法華経講義、ご遺文講義、法話、読誦行、書写行、諸堂参拝など盛りだくさんのスケジュールに、参加者は研修のつらさと同時に充実感を味わった。
法華経講義で渡邊主任講師は、あじさいの一輪が小さな花の集まりであることを述べ、「皆さん全体で大きな毬のような花を咲かせてほしい」と前置きし、法華経の迹門の中心「方便品」と本門の中心「如来寿量品」について解説した。また2日目の講義では、法華経の修行法として五種法師(受持、読、誦、解説、書写)を紹介・説明した。
鈴木講師のご遺文講義では、日蓮聖人が清澄寺で立教開宗したのは、虚空蔵菩薩に対する誓願があったから、とそのご生涯が“報恩思想”に貫かれていることを強調した。
中條別当は法話で「ものの見方は多種多様だから、私たちは判断力を磨かなければならない。幸せとは足るを知ること。これは法華経の現状肯定とつながる」と語った。
夕食の後には法座が設けられ、自己紹介をして親睦を深めた。計32回も研修道場に参加している人や、強烈な信仰体験をもつ人もいて、渡邊主任講師は「信仰仲間どうしでお互い助け合う姿こそが、立正安国・お題目結縁運動を担う人の姿です」と総括した。
朝は3時半に起きて旭が森へ。2日ともご来光には恵まれなかったが雨は止み、参加者は一心にお題目を唱え、宗祖のお志に思いを馳せていた。

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