日蓮宗新聞

2009年5月10日号

掉尾を飾る授賞伝達式 日蓮宗綜合財団賞・奨励賞

 日蓮宗綜合財団(伊藤通明理事長)は4月22日、東京・品川のホテルパシフィックで第26回日蓮宗綜合財団賞と第18回日蓮宗綜合財団奨励賞の授賞伝達式を行い、全国の宗務所長ら約200人が出席した。
布教伝道助成のために設立された日蓮宗綜合財団は、昨年12月の国の制度改革によって公益法人に関する新しい法律が施行され、特例民法法人となった。現在はその保有する基金を日蓮宗に移行するなど解散の作業が進められており、日蓮宗綜合財団賞および奨励賞の授賞式は、今回が最後となる。
今年度の綜合財団賞受賞者は四師。布教伝道部門は高橋堯昭師(静岡県富士市妙法寺住職)、法器養成部門は星弘道師(東京都新宿区戒行寺住職)、社会教化部門は野澤文立師(栃木県さくら市慈久結社教導)、学術研究部門は望月海淑師(山梨県南巨摩郡樋澤坊院首)が、それぞれ受賞した。
奨励賞は一団体と一個人に輝いた。布教伝道部門は日蓮宗東京都南部青年会、社会教化部門は野坂法行師(千葉県夷隅郡妙厳寺住職)が受賞した。
はじめに伊藤理事長が受賞者を紹介。恒例のごとく、一度もメモを見ることなく滔々と語った。小松宗務総長は「今回は財団賞を閉じるにふさわしい方々の受賞。伊藤理事長には長年の尽力に感謝状を贈りたい」と財団の名残を惜しんだ。
伊藤理事長から賞状と副賞の楯が贈られた後、受賞者が挨拶した。以下は受賞者の言葉。
高橋師「私は他宗派の方々も読む一般の新聞紙上で、人々の中にある仏性をくすぐる程度のことをしただけ。今日いただいたこの立派な額を持って、日蓮聖人に直指したい」。
星師「若い頃は悪筆で、仏さまに差し上げるのに、もう少しましな字を書きたくなって書道を始めた。現代書道展には、何点か必ず法華経の文言を書いたものを出品していて、それを恩返しと考えている」。
野澤師「お題目の信仰は我々の心の豊かさをつくっている。これからも〈生ききる〉という言葉を大事にしていきたい」。
望月師「私の研究はサンスクリットの法華経を対象としているので、日蓮教学の立場とは出発点が違う。選考委員の方々の心の広さに感銘を受けている」
東京都南部青年会「この賞は、昭和50年の再発足以来、OB上人が行ってきた活動の賜物。これを機に、新たな気持ちで布教活動に邁進していきたい」。
野坂師「私のお寺は房総の山の奥。いのちの営みが充ち満ちている中で、青少年に自然・生活・宗教体験をしてもらっている。今後も与えられた環境を生かしながら、活動を続けていきたい」。

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