日蓮宗新聞

2009年4月10日号

立正大学 身延山大学 入学式

立正大学(髙村弘毅学長)の平成21年度入学式が4月1日、埼玉県熊谷キャンパスで行われた。今年度の入学者は2549人(仏教学部は103人)。
校歌斉唱後、髙村学長が式辞。
「現代は成人年齢の引き下げが論議されているが、モラルを備え、基礎的教養と豊かな感性を持ったエキスパートこそが真の成人。立正大学の〈モラリスト×エキスパート〉を育むという精神は、今世紀最大のキーワードとして自覚してほしい」と目指すべき人間像を示し、「良き友を得て、自己の存在を確立できるような、心豊かな学生生活を送っていただきたい」と言葉を贈った。
続いて新入生を代表して、午前の部は地球環境学部環境システム学科の松本成正さんが、午後の部では経営学部経営学科の宮林恵理さんが宣誓した。松本さんは「学則を守ることはもちろん、建学の精神を発揮することに努め、学生の本分を全うすることを誓います」と意気込みを表明した。
建学の精神唱和に続いて、立正大学学園総裁の酒井日慈日蓮宗管長猊下の祝辞。
はきだめにえんどう豆咲き/沼地から蓮の花が育つ/人皆に/美しき種あり/明日何が咲くか という安積得也の詩「一人のために」を紹介し、「明日咲くのは皆さんです。生き生きとした立正精神を学んで、美しい花を咲かせてほしい」と述べた。
続いて及川周介理事長。「真実を求め至誠を捧げよう、正義を尊び邪悪を除こう、和平を願い人類に尽くそう、という立正大学建学の精神は、語尾を見ればわかるように、行動を伴わなければ意味がない。先人の業績を領解し、謙虚に勉学の姿勢をつらぬいてほしい」と激励の言葉を贈った。
熊谷キャンパスは現在、再開発事業が展開中。今回入学式が行われた「スポーツキューブ」も3月に完成したばかりで、4月1日が運用初日となった。今後も1号館の全面改修や敷地全体のバリアフリー化が進められる。

 

◇  ◇  ◇

 春の景色に包まれ、五重塔落慶のよろこびにわく山梨県身延町の総本山身延山久遠寺(内野日総法主)。そのお膝元にある身延山大学(宮川了篤学長)の入学式が4月3日に行われ、仏教学科18人、仏教福祉学科1人の合わせて19人の学生が新しく誕生した。
式は身延山大学の関係者全員と新入生の保護者に見守られる中、身延山大学理事長の井上瑞雄総本山身延山久遠寺総務を導師に、仏前奉告式が営まれた。
続いて入学生の名前が順番に読み上げられると、入学生全員が力強く返事をし、宮川学長から入学を許可された。また新入生を代表して身延山高校から仏教学科に入学した勝野光栄さんが誓いの言葉を述べた。
宮川学長は式辞で「出会うべくして出会った仲間であり、お互いに切磋琢磨し信頼関係を築き大きく飛翔して下さい」と述べ、また井上理事長は「仏縁によって花開く機会を得、卒業時には大きな収穫を得るように」と挨拶した。
最後は学園歌を全員で斉唱。式後、内野法主が新入生に暖かい言葉をかけられ、全員での記念撮影行った。
式終了後、新入生代表の大役を務めた勝野さんは「自らを厳しくし、新たな気持ちで頑張りたいと思います」とかつての先輩たちのようなひたむきな表情で決意していた。
五重塔と同じくして生まれた新入生19人は、五重塔のように堂々とそして優しい人間性になることを願い大学生活をスタートさせた。

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新年のご挨拶。

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