日蓮宗新聞

2009年3月10日号

山梨県早川町 雄瀧弁天堂が「日教教会」に

山梨県早川町の雄瀧弁天堂が「日教教会」として日蓮宗に所属することになり、辞令伝達式が2月17日、東京都大田区の日蓮宗宗務院で行われた。
霊場七面山の麓、羽衣登山口の集落を流れる春木川沿いにある日教教会。本堂裏手にある雄瀧には古くから多くの行者が修行に訪れていた。しかしあまりにも危険な瀧であったため行を成し得た者がなく、正中山法華経寺奥之院の住職をしていた東日教上人が昭和15年頃、誰もが安心して行のできる瀧にしたいと一念発起。難工事の末、昭和26年秋に開堂し、中山妙宗の法華経寺分院として信仰を集めてきた。
日蓮宗への所属は、平成11年から弁天堂を預かり境内整備を行ってきた伊藤法雲上人(愛知県妙進寺住職)の念願で、近年檀信徒の熱意も高まり時期が熟したとして昨年10月に所属を申請。その翌月、伊藤上人が遷化するという突然の悲しみに見舞われたが、この度長年の悲願が現実のものとなった。
17日、伊藤上人の子弟・伊藤智淳師(愛知県妙進寺内)が、望月本映山梨県第一部宗務所長、檀徒二人とともに宗務院を訪れ、小松浄慎宗務総長から日蓮宗所属の辞令を受け取った。伊藤上人の遺志を継いで日教教会を守っていく智淳師は「師僧に恥じないようがんばっていきたい」と決意を述べ、二人の檀徒も「行場の活性化にがんばりたい。お悩みのある方は特に、ぜひ一度参拝いただき、神聖な瀧修行を肌で感じてほしい」と語った。
雄瀧は、七面山の女人禁制を解いた徳川家康の側室お万の方の像が立つ女瀧(羽衣白糸の瀧)と一対の関係。現在は男女別の更衣室や行衣も備えられ、プロゴルファーの諸見里しのぶさんなどの著名人をはじめ全国から多くの信者が訪れている。

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