日蓮宗新聞

2009年1月20日号

『立正安国論』奏進750年の嘉辰を迎え  宗務院で「御用始めの儀」

宗門法要や記念行事
立正安国・お題目結縁運動 一層の力を注ぐ決意

いよいよ『立正安国論』奏進750年の嘉辰を迎える平成21年の「御用始めの儀」が1月9日、酒井日慈管長猊下をお迎えし、東京都大田区の日蓮宗宗務院で行われた。参列した小松浄慎宗務総長をはじめとする内局、本山貫首、宗務所長、宗務所役員約300人は、奏進750年を記念する宗門法要や行事を控え、「立正安国・お題目結縁運動」の展開に一層の力を注ぐ決意を新たにした。

午前11時、酒井管長猊下を導師に、立正安国の実現と世界平和を祈念した。挨拶に立たれた酒井管長猊下は、宗門運動のスローガン「いのちに合掌」について、「この“いのち”と申すのは、生命という意味も含まれておりますが、もう一つには我々が信仰しております法華経を教化していくことだと受け取っております。私たちは法華経という法乳によって、慈母が我が子に乳を与えるが如く法華経をもって慈しみ共にたずさえ合っています。そうした意味をもって“いのちに合掌”をスローガンとする宗門運動を展開するとともに、『立正安国論』奏進750年を意義あるものにすることができるのだと思います」とお言葉を述べられた。
御用始めの儀に続いて賀詞交歓会が行われ、小松宗務総長は今年5月に迎える身延山五重塔の落慶式を「宗門にとっても大変すばらしいこと」と喜びを述べた後、今年開催される宗門行事を挙げ「今年は大変記念すべき年ですので、なお一層のご指導ご鞭撻を賜りまして、よりよき宗門運動のために努力をさせていただきたい」と結んだ。
総本山身延山久遠寺から井上瑞雄総務の挨拶に続いて、小松宗務総長と田中文教宗会議長、井出存祐第二部審査会会長が掛け声に合わせて鏡割りを行った。
会場には、国会議員による「法華一乗会」の小野次郎議員と佐藤ゆかり議員も挨拶に駆けつけ、小野議員は「景気の回復に全力をあげて取り組んで参りますが、心や命がおろそかにされることがないよう皆さまのご指導を賜りながら努力することをお誓いします」、佐藤議員は「大変厳しい状況での幕開け、この一年間は我が国を治して癒す“治癒の年元年”となるよう政策作りに取り組む決意を致しております」と力強く語った。
奏進750年の今年、日蓮宗では宗門法要「鎌倉大法要(6月8日・本山妙本寺)」「中山大法要(6月10日・大本山法華経寺)」と、「記念講演&シンポジウム(6月9日・立正大学)」を予定。また、日蓮宗をはじめとする日蓮聖人門下連合会が特別展「日蓮と法華の名宝―華ひらく京都町衆文化―(10月10日から11月23日・京都国立博物館)」の開催に向け準備を進めている。
会場は記念すべき一年に向かう意気込みに包まれた。

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新年のご挨拶。

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