日蓮宗新聞

2008年8月10日号

中央檀信徒研修道場開催

合掌礼の実践で心の曇りなく精進を

「平成20年度第1回日蓮宗中央檀信徒研修道場」が7月8日から10日までの2泊3日、山梨県身延町の総本山身延山久遠寺(内野日総法主)のお膝元にある身延山信徒研修道場で開催され、檀信徒11人が先達としての修行に励んだ。
中央檀信徒研修道場は、日蓮宗檀信徒研修道場または教区檀信徒研修道場を修了した人が参加する道場で、身延山や千葉県鴨川市の大本山清澄寺などを会場に、毎年夏と秋の2回開催されている。

今回は平野譲山師(静岡県法蔵寺住職)を主任講師、渡邊義俊師(熊本県妙國寺住職)を講師に、法華経講義やご遺文講義、唱題行や書写行と、行と学の二道にわたる充実した日程が組まれた。
2日目には奥の院思親閣への登詣が行われた。50代から最高齢は78歳までの一行は、うちわ太鼓を順番にまわしながら叩き、お題目を唱えながら、日蓮聖人が歩まれたであろう山道を一歩一歩踏みしめながら奥の院を目指した。

午前9時の出発から約4時間をかけて奥の院に到着した一行は、思親閣でお開帳を受けると、感無量の面持ちで一心に手を合わせていた。
ロープウェイで下山し祖廟を参拝した後は、平野師による信行についての講義や、渡邊師による高座説教を織り交ぜた祖伝講義を受けた。
夜の法座では「若年層の信徒を集める努力が必要」「寺檀関係がもっと真心で結ばれればいい」などの意見や要望が出された他、思親閣登詣について「言葉に尽くせない喜びと達成感があった」(小林堅二さん・新潟県治暦寺檀徒)、「講師の先生方の大きなお題目の声に励まされたから登り切ることができた」(金美津江さん・北海道日正寺檀徒)などの感想が寄せられ、渡邊師が「皆さんのために唱えたはずのお題目で、私も励まされました」と話すなど会場は充実感に満ちた笑顔に包まれていた。
 最終日は祖廟での唱題行、お自我偈の書写行、晨朝法話などに続いて閉講式が行われた。道場生を代表して仲上恵美子さん(大阪府善福寺檀徒)が「実りある研修道場でのこの思いを忘れることなく、檀信徒の自覚をもって精進してまいります」と謝辞。平野師は、この研修を通して祖意に適うことができたのではないかと話し「初対面の皆さんがここで大きな輪をつくりました。娑婆でも心の曇りなく精進され、合掌礼を実践して下さい」と激励の言葉を贈った。

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