日蓮宗新聞
2008年3月10日号
映画「明日への遺言」ヒット祈願
主演の藤田まことさんら参列
米軍兵士の処刑責任を一身に負い刑に処された岡田資中将を描いた映画「明日への遺言」のヒット祈願法要が公開目前の2月25日、中将の慰霊を込めて本山堀之内妙法寺(嶋田日新山主、東京都杉並区)で営まれた。
日蓮宗宗務院の駒野教源財務部長を導師に、主演の藤田まことさん、プロデューサーの原正人さん、中将の長男夫人・純子さんらが参列。中将の悲願が来場者に伝わり、皆が菩薩の道を歩んで安穏なる世界、立正安国・浄仏国土顕現に邁進していくことを祈念した。駒野部長は、親子三代にわたる岡田中将との縁を語り、中将の姿が世界平和につながっていくことを願った。
藤田さんは、撮影中ホテルでお経の練習をしたエピソードを交え「中将を忠実に表現したいという思いで精一杯させていただきました。初日を迎えたら中将の墓前にご報告したい」と話していた。
配給会社アスミック・エースエンタテインメントによると、3月1日の公開初日と2日目で約7万3300人を動員し、大ヒットのスタートとなった。