日蓮宗新聞

2007年11月10日号

法華一乗会第2回総会 初代幹事長に逢沢一郎氏

次世代に向け法華経と日蓮聖人の教えを基調とする健全な社会の発展を目指すことを理念として、今年3月に国会議員と宗門関係者で結成された法華一乗会(堀内光雄会長)の第2回総会が10月3日、東京・千代田区のホテルニューオータニで開催された。この総会には国会議員13人(代理出席者含む)と小松浄慎日蓮宗宗務総長ほか内局役員らが出席した。
武見敬三事務局長の開会宣言に続いて、堀内会長が挨拶。国会会期中という多忙な時期に出席した会員に謝辞を述べた。また12人の議員で発足した同会に5人の新規会員が加わったこと。さらに入会を検討中の議員もいて、同会が発展途上にあることを報告した。
次いで宗門を代

表して小松総長が挨拶。ミャンマーの紛争に際しての日蓮宗声明文を内閣に取り次いでもらったことへの謝辞を送った。
議案審議に入り、議案である会則の修正は全会一致で承認。新たに幹事長職が設けられることとなり、初代幹事長に逢沢一郎衆議院議員が、これも全会一致で選出された。続いて逢沢幹事長が、日蓮宗が政府に申し入れたミャンマー政府に対する声明文について経過報告を行った。
審議終了後は、立正大学仏教学部部長・北川前肇教授が『立正安国論』について講話を行った。
北川師は『立正安国論』の構成や内容を概括的に解説するとともに、日蓮聖人が『立正安国論』を通して目指したものは、仏教による魂の救済にとどまらず、国家・社会の救済であるとした。安穏な社会を作るという、いわば政治の使命と直結する祖師の行動と思いに会員一同が大きくうなずく一幕もあった。
講話終了後は質疑応答。ともすればおざなりになりがちな質疑応答だが、中山泰秀外務政務官が質問。近年のキリスト教対イスラム教にみられるような、価値観と価値観、正義と正義のぶつかり合いで起きる戦争や紛争について、どうあるべきかを尋ねた。
これを受け北川師は、お曼荼羅ご本尊を見ても分かる通り、お釈迦さまを中心として天照大神や四方に守護の神様を配し、すべてをやさしく包み込むのが日蓮宗の教えとした。そして自分に誇りを持ち、かつ他者を認めるという姿勢のなかに解決のヒントがあるのではないかとした。
最後は勉強会の様相となった第2回の総会。閉会後、同会の会員で日蓮宗全国檀信徒協議会の常任委員でもある森英介衆議院議員は、「(政治家としても、檀信徒としても)勉強になる有意義な会合だった」と感想を話していた。

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