日蓮宗新聞

2007年8月1日号

震度6強 中越沖地震

本宗2ヵ寺が全壊 宗門史跡の番神堂など50ヵ寺で甚大な被害

 先月16日に発生した新潟県中越沖地震。震度6強を観測した柏崎市内では、東城寺(齊藤憲一住職)と深光寺(高野晃史住職)の本堂が全壊し、宗門史跡に指定されている番神堂(秋山文孝主管)の鐘楼が倒壊。妙行寺(秋山文孝住職)、正平寺(海老要省住職)の本堂も壊滅的な状況にあり、長岡市、上越市、刈羽村を含む50ヵ寺で土蔵倒壊や、墓石・灯籠の倒壊、壁の剥落など甚大な被害に見舞われた。また、住宅の倒壊によって日蓮宗檀徒が亡くなられ、刻々と被害状況の深刻さが増大している。

宗務院、現地へ急派 お見舞いと調査に

宗務院は18日、日蓮宗災害対策本部副本部長の藤岡暎邦総務部長をはじめ橋本浩久福祉共済課長ら職員を派遣し、倒壊した寺院を中心に被災寺院を見舞い、現地調査を行った。
東京を出発した藤岡部長らは、被災地に入る救援車両で渋滞する中、地割れや液状化現象などのためところどころ規制された道路をぬって柏崎に到達。柏崎市役所を訪れ災害対策本部へ寄託する100万円を、石黒昭廣会計課長に手渡した。その後、大きな被害に見舞われた東城寺、妙行寺、深光寺、正平寺の4ヵ寺と番神堂を回った。
新潟県中越地震の被災からわずか3年、今年3月には能登半島沖地震が震度6強を観測したばかりで、改修を済ませた直後や立て直しに入る建物に追い打ちをかける形となった今回の地震。日蓮宗では「平成19年度能登半島地震災害義援金勧募と同様に全国寺院・教会・結社・檀信徒挙げて物心両面にわたる救援にあたらねばならない」とし、今回の中越沖地震を含めた義援金勧募活動の展開を12月末日まで継続することを決めた。窓口は能登半島地震と同様、宗務院(福祉共済課)と全国宗務所におく。
また、全国日蓮宗青年会や管区内の組織、日蓮宗僧侶が指揮をとるNPO法人などが震災直後に現地に入り、地元住民に向けた救援活動を行っている。

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