日蓮宗新聞
2007年7月20日号
新潟・長野で震度6強
柏崎など本宗寺院にも甚大な被害
16日、新潟県中越地方を中心とした強い地震があり、同県柏崎市と長岡市、長野県飯綱町などで震度6強を観測した。17日午前10時現在、死者9人、行方不明1人、負傷者千人超、また建物の全半壊は多数にのぼり、時間の経過とともに深刻な被害状況が明らかとなっている。
柏崎市を管轄区に含む日蓮宗新潟県西部宗務所(池浦泰樹所長)では、被害状況を宗務院に報告すると共にさらに詳しい情報収集を行っている。以下宗務所から報告のあった各寺院の現状。柏崎市内の東城寺(齊藤憲一住職)、深光寺(高野晃史住職)、正平寺(海老要省住職)の三ヵ寺で本堂が全壊する甚大な被害に見舞われた。また、同市妙行寺(秋山文孝住職)本堂の壁落下、番神堂鐘撞堂の倒壊、福泉寺(山田存璋住職)土蔵の倒壊、長岡市大光寺(山口宏幸住職)では屋根瓦が落ち土台がずれ地割れが発生、刈羽村妙満寺(秋山文裕住職)では本堂と土蔵の壁が崩落するなど相次ぎ、ほとんどの寺院で墓石の倒壊や仏具位牌の落下があった。(次号で詳報)