日蓮宗新聞

2007年6月20日号

全国日蓮宗青年会 大阪結集

全国日蓮宗青年会(河崎俊宏会長=輪島市妙相寺住職、以下全日青)の「第45回全国日蓮宗青年僧大阪結集」が5月21、22日の両日、大阪市内のホテルで開催され、全国から青年僧約230人が集結した。
今回のテーマは「行動~movement~」。「社会に向かってお題目下種の運動を展開し、仏願成就の化他行を起こすきっかけになれば」と、大阪日蓮宗青年会が中心となって企画された。
開会式で、深川泰宏実行委員長(中央区圓妙寺内)が「この結集で、改めて『立正安国』を全国の青年僧と共に学び、立教開宗、『立正安国論』奏進の苦悶と情熱に想いを馳せ、宗祖の弟子である悦びを共有し、本来あるべき日青会活動を再確認すると共に、祖願を体し、社会に向かってお題目下種の運動を展開し、祖願への報恩行“行動・ムーブメント”を起こす契機となれば」と開会の言葉を述べた。
続いて、河崎会長導師のもと法味を言上。来賓を代表し、奥邨正寛日蓮宗宗務顧問、丸田英宣大阪市宗務所長、中川法政宗会議員が祝辞を述べた。
行学道場では難波宏正師(池田市本養寺住職)を講師に「立正安國管見~理念と実践~」と題した講義が行われた。

難波師は「歩むべき方向や行動をしていくためには宗祖の教えの共通認識を立てなければ」と提案。日蓮聖人のご生涯を「智目行足」「行学の二道」の実践であると解説。諌言の書である『立正安国論』の理念と実践について、『開目抄』『観心本尊抄』など多くのご遺文を参照しながら、「立正安国」の正義を学び、正確にみ心を知る大切さ、本化上行菩薩の流類としての自覚を再確認し正法である法華経を弘め伝えていく使命を話し、『立正安国論』に込められた日蓮聖人の思いを独自の視点から読み解いた。
講義後、6グループに分かれての分散会と、難波師の講義内容を踏まえ、難波師と村尾泰孝師(中央区寳泉寺住職)による対談が行われ、仏願祖願を正確に認識・共有し、化他行へ動いていくことの重要性などが話された。
翌22日は、代表者会議、総会が行われた。会議では水野英修師を議長に選出。担当委員長から昨年度の報告と監査。今年度の活動計画、予算案、20年度結集開催などの議題が審議された。続いて、代表者会議での決定事項を踏まえ、総会が開催された。今年発生した能登半島沖地震、三重県中部地方地震の被災を受け、連絡網を含めた組織の整備が災害救援活動の課題として提案された。
総会後、河崎会長が大阪結集宣言として「立正安国の正義を学び、理解し、互いに意見を交わすことにより、本化上行日蓮大聖人の御弟子である自覚を新たにし、我々の使命は仏願成就も化他行であるお題目下種に邁進することをここに宣言する」と力強く述べた。
来年の全日青結集は熊本で開催される予定。

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新年のご挨拶。

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