日蓮宗新聞
2007年4月10日号
祖山総登詣法要 桜も祝う
「立正安国・お題目結縁運動」の実動を迎えた4月1日、小松浄慎宗務総長をはじめとする宗務内局役員11人と、山梨県第一部宗務所の上田本昌所長が祖山総本山身延山久遠寺(内野日総法主)に登詣した。
一同は早朝5時半、夜明け前の大本堂で朝勤に参列し、その後、宗門運動の推進と祖願達成を祈念して「祖山総登詣法要」を行った。一同はご宝前に一列に整列。小松宗務総長が「願わくは、我等同門の行人、異体同心の祖訓を奉じ、宗祖の願行を体して、立正安国お題目結縁の宗門運動を推進し、祖願達成に和衷共済の赤誠を結ばん」と祖山総登詣発願文を読み上げた=写真。
大奥・水鳴楼での内野法主お目通りでは、100万人の祖山総登詣を目指して制作された「登詣之証」第一号が、内野法主から小松宗務総長に手渡された。
この日は、全国から団体参拝で訪れた多くの檀信徒が輪番奉仕を行い、境内は朝早くからにぎわった。
敬いあって安穏な社会づくりを目指す宗門運動。その第一歩が、満開のしだれ桜が咲き誇る祖山から世界に向けて踏み出された。