2007年3月10日号
綜合財団賞と綜合財団奨励賞決まる
日蓮宗綜合財団(伊藤通明理事長)は1月30日に平成18年度の表彰銓衡審議会、2月5日に理事会・評議員会を開き、第24回日蓮宗綜合財団賞と第16回綜合財団奨励賞を決定した。
綜合財団賞は、布教伝道部門で佐古亮尊師(長崎県大村市本経寺住職)、社会教化部門で北村日照師(大阪府堺市櫛笥寺住職)、学術研究部門で渡邉宝陽師(東京都足立区法立寺住職)の受賞が決まった。
また奨励賞には、社会教化部門で北海道河西郡実勝寺夏休みこども道場(北海道東部・内山智修住職)、学術研究部門で寺尾英智師(東京都台東区妙音寺内)が決定した。
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佐古亮尊師(81)は40年以上にわたりハガキ伝道を続け、それらを編集した法話集を3冊刊行。巡回布教・研修会等多くの功績を残している。
北村日照師(75)は大阪府保護司会会長・全国保護司連盟副会長等の要職を歴任し、長年にわたり社会福祉に貢献してきた。
渡邉宝陽師(73)は立正大学名誉教授で元立正大学学長。長年にわたり日蓮教学研究に携わり、多くの論文や著作を執筆。大きな功績を残している。現在は日蓮宗勧学院長で、日蓮教学の第一人者。
また奨励賞の実勝寺夏休みこども道場は、内山智修住職の指導のもと、20年以上にわたり夏休みこども道場を開催、地域教化に尽力している。
寺尾英智師(49)は身延山大学教授で身延山大学文化研究所所長。日蓮聖人御真蹟に関する研究を中心に多くの論文・著作を発表している。
なお、授賞伝達式は5月中旬に開催予定の全国宗務所長会議に合わせて行われる予定。