日蓮宗新聞

2006年9月1日号

新潟の大宝寺落雷で全焼

 お盆の時期、8月12日午前9時20分ころ、新潟県北蒲原郡聖籠町の大宝寺(神田義哲住職)に落雷があり、木造平屋建ての本堂と庫裡約660平方mが全焼した。けが人はなかった。
これを受け日蓮宗宗務院は17日、渡辺言之宗務課長他を派遣し、小松浄慎日蓮宗宗務総長からのお見舞い状、及びお見舞い金を神田住職に手渡した。
神田住職によると、12日は早朝から境内を掃除していた。奥さんとお茶を飲んで休憩をとっていると、突然雨が降り出し、ドーンという大音響とともに、地響きがあった。その直後、庫裡のブレイカー付近から出火しているのに気づき、急いで消火作業をした。
その最中、顔を上げると今度は本堂裏にある客殿から煙が出ていたので駆けつけて本堂に入ると、すでに辺り一面煙に覆われており、神田住職は煙を吸いながらも外に飛び出し急いで消防車を呼んだが、火の勢いは止まらず2時間ほどで全焼した。
現場検証で、客殿にあるテレビのアンテナに落ちたことが判明した。落雷後、電気コードをつたわり本堂・庫裡が出火したと見られている。
宗務院の視察に同行した、新潟東部宗務所の吉田錬勝所長は「宗務所でも早く復興できるように対応します」と話した。

 神田住職は「お盆の時期ですのでお参りに来た檀家さんの中には、焼けた本堂を見て涙ぐんでいる方もいました。ありがたい事に、毎日檀家さんがお米や野菜、衣類などを持ってきてくれます。また、近隣の寺院方々にも作業を手伝っていただき、感謝しております。おかげさまで私は元気に復興作業をしております。こんなに多くの方々に力を頂いていますので、クヨクヨなどしていられません。檀信徒のためにも一日も早く本堂を建て、お参りしていただけるよう整備していきます」と語っていた。
日蓮宗宗門一同、大宝寺の再興を願ってやまない。〈取材協力〉新潟県東部宗務所/坂井義栄支局長/神田義崇師

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