日蓮宗新聞

2006年8月10日号

内野日総新法主猊下の仮入山式

 日蓮宗総本山身延山久遠寺で7月31日、第92世法主・内野日総猊下の仮入山式が行われ、小松浄慎宗務総長、堀龍雄参与(神奈川県本山妙純寺貫首)、伊丹栄彰祖山常置会議長(京都本山本満寺貫首)はじめ、約300人の僧侶檀信徒が参列した。

午前11時、内野新法主が身延山総門に到着。総門と三門でお題目をお唱えし、門前の商店街では町の人々から出迎えを受けた。
続いて日蓮聖人御廟所で奉告式が行われ、内野新法主は奉告文の中で「この度、第91世日光上人御引退に伴い、祖山常置会・参与会の推挙により第92世守塔沙門の重責を継承し奉る。不惜身命・常住給仕の大願を全うされんことを仏祖の冥加を請い奉る」と述べられた。
仮入山式は午後1時から久遠寺祖師堂で行われ、小松宗務総長からは宗門最高位の僧階である大僧正位の叙任と住職認証書が、井上瑞雄久遠寺総務からは法燈継承の象徴たる払子が、内野新法主猊下へそれぞれ手渡された。
初めて祖師堂の礼盤(仏を礼拝供養するために導師が上る座)へ登られた内野新法主猊下は、日勇上人(岩間日勇第90世法主)と日光上人(藤井日光第91世法主)が発願された身延山百万人講の実現と、五重塔再建の無事円成を仏祖三宝に祈念された。
法要終了後、旧書院で久遠寺山務員との対面式が行われ、同時に久遠寺新内局の紹介が行われた。内野新法主猊下は「私にとりまして、このお山は幼き頃より過ごした故郷であります。愛される祖山、宗徒の集う祖山のため、私と共に精進をお願い致します」と、就任の挨拶をされた。
2時半から大講堂で祝宴が行われ、小松宗務総長が「日蓮宗は来年度より『立正安国・お題目結縁運動』の実動を迎えます。その起点には、私がかねてより提唱しております「祖山総登詣」を実現すべく、各方面で施策しております。法主猊下には、祖山中心の法華信仰を堅持し、お力添えを賜りたくお願い申し上げます」と祝辞を述べた。
また井上総務は「身延山久遠寺の開基大檀越である波木井実長公の末裔である南部家の血を引かれる内野法主猊下においでいただき、大変喜ばしいことでございます。法主猊下のお心を心とし、再来年の五重塔完成に向けて、山務員一同、粉骨砕身努力して参ります」と挨拶した。

仮入山式に先立つ7月19日、身延山久遠寺からの使者が、内野新法主猊下が住職を務めていた東京都台東区の由緒寺院瑞輪寺を訪れ、新法主を招請するための「法主請待式」が行われた。
関係機関や檀信徒へのお披露目となる「入山式」は、今年10月3日に久遠寺大本堂で盛大に行われる。

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新年のご挨拶。

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