日蓮宗新聞

2006年6月10日号

全国日蓮宗青年層 身延結集~原点からの結縁

 日蓮聖人の御遺言により、御真骨がご奉安されている総本山身延山久遠寺(藤井日光法主)。日蓮聖人の御魂が永久に留まる棲神の地で5月20日と21日、「全国日蓮宗青年僧 身延結集~原点からの結縁」が開催され、全国から青年僧と檀信徒合わせて約350人が集結した。全国日蓮宗青年会(以下全日青)の結集に檀信徒が参加したのは、第414回目となる今回が初めて。また、身延山での開催は30年ぶりとなり、総本山に僧侶檀信徒による異体同心のお題目が響いた。
◇   ◇
開会式では望月浄教身延結集大会委員長(山梨県日蓮宗青年会会長)の開会宣言に始まり、三浦海慧全国日蓮宗青年会長、齋藤順昭身延結集実行委員長の挨拶に続き、小松浄慎日蓮宗宗務総長が祝辞。立正安国・お題目結縁運動の実動を来年に控え、自身が思いを馳せる祖山総登詣は鎌倉時代から連綿と受け継がれてきたものとし「皆さま方のゆるぎない信仰の光をこの聖地より全世界に向けて放ち、宗祖の思いに心を一つにして邁進することを願います」と述べ、続いて井上瑞雄身延山久遠寺総務と上田本昌山梨一部宗務所長が祝辞を述べた。
その後、檀信徒は身延山久遠寺の諸堂を参拝し、僧侶は代表者会議と総会に出席した。

 代表者会議で執行部(三浦会長)の任期満了に伴い役員が改選され、総会では河崎俊宏新会長(石川県妙相寺住職)率いる新執行部が紹介された。河崎新会長は所信表明で「①全日青と各管区日青会のよりよい関係の構築を目指すこと ②青年僧一人ひとりが将来の宗門の姿を自覚し、宗門に対しても意見を持つこと ③全日青の活動に社会性はあるのかを常に問いながら、檀信徒との共同参画、未信徒教化に努めること」を三つの柱とし、最後に「“地道に真面目にこつこつと、何事にも謙虚な心を忘れずに”が私たちに与えられた課題です。みなさんのご指導、ご協力をお願い申し上げます」と述べた。
その後の懇親会では、齋藤邦昭久遠寺庶務部長と第23代全日青委員長の佐野前延宗会議員、柴田寛彦宗会議員が祝辞に立ち、青年僧に慰労と激励の言葉を贈った。続いて会長交代引継式が行われ、三浦前会長から河崎新会長に会旗が手渡された。
翌21日は久遠寺の朝勤に参列。その後、藤井法主猊下ご名代の井上久遠寺総務から三浦前会長への輪番委嘱の式が行われた。
三浦前会長を導師に大本堂で行われた輪番奉仕では、僧侶と檀信徒が心を一つにお題目を唱え、棲神の地・身延山の日蓮聖人像を前に、まさに原点に帰っての結縁となった。
※輪番奉仕 檀信徒が久遠寺で参拝給仕を行うこと。六老僧が月替わりで祖廟護持にあたったのが始まりとされる。

illust-hitokuchi

side-niceshot-ttl

写真 2023-01-13 9 02 09

新年のご挨拶。

過去の写真を見る

全国の通信記事

  • 北海道教区
  • 東北教区
  • 北陸教区
  • 北関東教区
  • 北関東教区
  • 千葉教区
  • 京浜教区
  • 山静教区
  • 中部教区
  • 近畿教区
  • 中四国教区
  • 九州教区

ご覧になりたい
教区をクリック
してください

side-report-area01 side-report-area02 side-report-area03 side-report-area04 side-report-area05 side-report-area06 side-report-area07 side-report-area08 side-report-area09 side-report-area10 side-report-area11_off side-report-area12
ひとくち説法
論説
鬼面仏心
購読案内

信行品揃ってます!

日蓮宗新聞社の
ウェブショップ

ウェブショップ
">天野喜孝作 法華経画 グッズショップ
">取扱品目録
日蓮宗のお店のご案内
">電子版日蓮宗新聞試読のご登録
">電子版日蓮宗新聞のご登録
日蓮宗新聞・教誌「正法」電子書籍 試読・購入はこちら

書籍の取り扱い

前へ 次へ
  • 名句で読む「立正安国論」

    中尾堯著
    日蓮宗新聞社
    定価 1,365円

  • 日蓮聖人―その生涯と教え―

    日蓮宗新聞社編
    日蓮宗新聞社
    定価 826円+税

書評
正法
side-bnr07
side-bnr07