2006年3月1日号
立正大学学園9号館落成式
立正大学学園(渡邉一之理事長)では、東京都品川区の大崎キャンパスに建設を進めていた新校舎・9号館が完成し、2月8日「立正大学学園開校130年 立正中学・高校創立百周年記念事業 立正大学学園9号館落成式」を開催。学園関係者や工事関係者、近隣住民など約50人が参加した。
落成式では法要が営まれ、挨拶に立った渡邉理事長は「この新校舎は教育環境改善のみならず、中学・高校・大学が連携、協力しながら新しい学舎を創造し、学園建学の精神を具現化していく重大な役割を担っております」と述べた。
続いて渡邉理事長が、建設に携わった石本建築事務所と前田建設工業株式会社に感謝状と記念品を贈呈。その後、体育館に場所を移して盛大な祝宴がもたれた。
「環境とコミュニケーション」をテーマに
このたび落成した9号館は、平成14年に迎えた大学開校130周年と立正中学・高校創立100周年記念事業の一環として建設されたもので、地下2階、地上6階建て。
地下1階と2階は大学教室として、地上1階から6階までは中学校・高等学校教室として利用されることになり、中学校・高校・大学の一貫教育を促進する施設としての役割が期待される。
「環境とコミュニケーション」をテーマに建設された同館は、外壁に壁面緑化(建物などに植栽基盤を設置し、人工的に緑化すること)を採用。近隣住民が圧迫感を受けることのないよう、周辺環境に配慮した緑あふれる景観を整えた。
また、館内には陽射しをいっぱいに取り入れ、自然の風が通り抜けるよう快適性を重視すると共に、環境負荷の低減も図られている。各階には生徒同士や教師とのコミュニケーションの場となるラウンジやくつろぎコーナーを設置するなど、のびやかに学ぶことのできる空間となった。