日蓮宗新聞

2005年12月20日号

全国法華和讃発表大会

法華和讃の一層の発展と普及をはかるために行われている全国法華和讃発表大会(主催─日蓮宗宗務院)が11月29日、東京品川区の立正大学石橋湛山記念講堂で開催され、全国から9団体250人が出場し日頃の活動成果を発表した。

開会式では、中條令紹総務局長が「和讃は信仰に根ざした貴い信行活動の一つ。今、宗門随所に拡がりつつある和讃の発展にこれからもご尽力ください」と挨拶し、全国法華和讃連絡協議会の遠藤是秀会長が「今、和讃は布教伝道の一翼を担っています。これから迎える日蓮聖人ご生誕800年に向けて、伝統の継承に力を注いでいきましょう」と力強く述べた。
今大会は、静岡中部法華和讃振興会(遠藤是秀代表)が運営協力を行ったこともあり、静岡県からの出場が6団体を数えた。中には50人を越すグループもあり、それぞれが息の合った所作で和讃を奉詠し、日頃の鍛錬の程が感じられる内容となった。
今回、和讃では二人だけの男性参加者となった兵庫県姫路市圓光寺(井上真佑住職)檀徒の丸山茂樹さんと岸本謙造さんは、「男性の仲間が一人でもいるとやりやすい。和讃は息を合わせる楽しさがある」と口を揃えて語った。
また、和讃に洋楽器のアレンジを加えた新たな試みも行われた。静岡県富士市本妙寺(柏酒孝鏡住職)の檀徒で構成される「たちばな」と「グレース・コンチェルト」の二チームは『新曲日蓮聖人御一代記』と名付けられたオリジナル曲にトーン・チャイムとハンド・ベルの伴奏を加えて演奏。和讃風のメロディーに柔らかいベルの音が調和し、新鮮なハーモニーを作り出していた。
高齢化が目立つ和讃であるが中には若い姿も。今回初めて参加したという静岡県富士宮市妙善寺(寺尾是堯住職)の寺尾まりさんは「和讃のゆっくりとしたペースに初めは抵抗を感じましたが、練習していくうちに、いいものだと感じるようになりました」と語り、今後も続けたいとしている。
各団体の発表が終わり、最後に参加者全員で法華和讃『聖詠三首』を奉詠。会場はゆるやかな大合唱に包まれた。
閉会式では田端義宏伝道部長が「和讃はきれいな心で仏さまにお供えするものです。その心は突然芽生えるものではなく、日頃の信行で培われるものです。和讃のよろこびを次の世代にも伝えていきましょう」と挨拶し大会を終了した。

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