日蓮宗新聞
2005年8月1日号
伝師に佐野前暁師
僧侶が厳寒のなか100日間にわたり苦修錬行を行う日蓮宗加行所(大荒行堂)で、修行僧の訓育にあたり加行所を総括する「伝師」。平成17年度加行所の伝師に佐野前暁師(福岡県日蓮聖人銅像護持教会主管)が任命され、6月8日、東京・池上の宗務院で岩間湛正宗務総長から佐野師に辞令が手渡された。
佐野師は「仏と対話し心を磨くことが行。仏と対話しご守護を受けて初めて成満するのです。この100日間が布教の原点です。布教の自信につながるよう、行堂清規の遵守に徹底した教育に努めます」と語っている。
7月4日に辞令が伝達された副伝師は以下の5人。吉野諦光師(神奈川県円妙寺住職)、関英学師(北海道大黒寺住職)、植田観樹師(大阪府真如寺住職)、田口学正師(大分県本光寺住職)、阿部是秀師(岩手県法華寺住職)。