日蓮宗新聞

2005年7月10日号

蓮照寺が日蓮宗寺院に ―広島市東区―

広島市東区に約70年前に建立され、法華経と日蓮聖人の教えを地域の檀信徒に伝え続けてきた蓮照寺(中川潤洞住職)が、この度、単立(いずれの宗派にも属さない)寺院から、日蓮宗に所属することになり、辞令伝達式が6月20日に東京大田区の日蓮宗宗務院で行われた。
蓮照寺は、昭和10年頃に先代の中川奠照上人が開創し、現在は中川潤洞師が第2世住職として布教活動を行っている。高等学校の理科教諭という一面も持つ中川住職は、蓮照寺の日蓮宗所属を長年考え続け、子息の英乗師が日蓮宗の荒行を成満したことで、その気持ちは固まったという。
中川住職と交流があった広島県宗務所の渡部康国所長が、昨年の管区宗政懇話会の会場で岩間湛正宗務総長に上申したこともあり、蓮照寺の日蓮宗所属は比較的短期間で実現した。
辞令伝達式は午後零時半から宗務総長室で行われた。岩間総長は「宗則を遵守され、共に祖願達成に向けて進んで参りましょう」と激励し、これを受けて中川住職は「身が引き締まる思いです。機熟して長年の念願が皆様のおかげで実現しました。お題目を一人でも多くの人に弘めるよう精進して参ります」と決意を述べた。
式に同席した渡部所長は、「“備前法華に安芸門徒”といわれるように、広島は浄土真宗が多い土地だが、蓮照寺の先代上人はいつも自転車でお経廻りをしていたことが印象深い。何もない所から山を切り崩してお寺を建てたご苦労が窺われ、布教の厳しさを伝える意味で今の若いお坊さん方ににもよい教育になると思う」と、管区に新たな日蓮宗寺院が加わった喜びを語っていた。

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